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前場に注目すべき3つのポイント~イベント控えた米国同様、こう着感の強い相場展開~

2021/4/28 8:42 FISCO
*08:42JST 前場に注目すべき3つのポイント~イベント控えた米国同様、こう着感の強い相場展開~ 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:イベント控えた米国同様、こう着感の強い相場展開 ■ファナック、22/3営業利益 31.9%増の1484億円を見込む ■前場の注目材料:トヨタ<7203>トヨタなど5社、車載通信機を共通化 ■イベント控えた米国同様、こう着感の強い相場展開 28日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。27日の米国市場はNYダウが3ドル高と小幅に上昇する一方で、ナスダックは小幅に下落している。バイデン大統領が今週予定している議会演説でインフラ・社会保障に加え法人税、所得税などの税率引き上げの詳細が発表される見込みであるため、警戒感から売り優勢の展開。その後発表された4月の消費者信頼感指数がパンデミック以前の水準を回復したため、回復期待から買われる場面も見られた。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)が開催している連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を明日に控えて様子見気配も強い。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の29055円。円相場は1ドル108円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや買い先行の展開になりそうだが、米国同様、こう着感の強い相場展開のなか、29000円を支持線とした狭いレンジ内での取引になりそうだ。また、米国では主要ハイテク株の決算発表が本格化しているが、市場反応は限られているようである。日本においてもファナック<6954>、アドバンテスト<6857>などの市場反応に注目が集まりやすいところであるが、相場をけん引するサプライズ感はない。一方で中小型株の決算では比較的上方修正が相次いでいるため、決算を手掛りとした個別対応の流れは強まりやすいだろう。ただし、明日から実質ゴールデンウイークに入るため、積極的な売買は手控えられやすいとみられ、短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりやすい。 また、新型コロナの感染者数が増加傾向にあるなか、東京都の感染者数の急増などによっては、売りアルゴが発動する可能性もあるため、ヘッドラインなどには注意を払う必要があるだろう。日経平均は29000円を固める動きが見込まれる一方で、75日線辺りが抵抗線として意識されており、非常に狭いレンジである。煮詰まり感も意識されてくる可能性もあれりそうだが、出来高の膨れない需給状況のなかでは大きくポジションを傾けていることは考えづらく、売りを仕掛けてくる局面においては、ショートカバー狙いの押し目拾いのスタンスになりそうだ。 ■ファナック、22/3営業利益 31.9%増の1484億円を見込む ファナック<6954>が発表した2022年3月期予想は、売上高が前期比19.2%増の8571億円、営業利益は同31.9%増の1484億円を見込んでいる。コンセンサス(1770億円程度)は下回る。あわせて250万株(発行済み株式数の1.3%)の自社株買いを発表している。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(33984.93、+3.36) ・シカゴ日経225先物は上昇(29055、大阪比+65) ・1ドル108円60-70銭 ・VIX指数は低下(17.56、-0.08) ・米原油先物は上昇(62.94、+1.03) ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・トヨタ<7203>トヨタなど5社、車載通信機を共通化 ・江崎グリコ<2206>70歳雇用、改正法対応、就業延長で活躍促す ・キッコーマン<2801>社長に中野氏、社長交代8年ぶり、攻めの経営推進 ・野村<8604>米アルケゴス関連取引の損失で3100億円計上 ・丸紅<8002>洋上風力の基礎据え付け着工、来年末運転 ・三菱商事<8058>VBと提携、スマートシティー事業加速、行動データ基盤活用 ・トヨタ<7203>自動運転部門を買収、米リフトから「レベル5」取得 ・スズキ<7269>大型2輪「ハヤブサ」、インドで組み立て開始 ・日野自<7205>EVシャシー開発でイスラエル社と提携 ・不二越<6474>構造改革を加速、EV・新事業を積極展開 ・NEC<6701>工場5G化を実証、三菱重工工機などと ・デクセリアルズ<4980>パソコン・車載用途向け反射防止フィルム投入、耐久性40倍超 ・AGC<5201>原燃材料の自動管理システム、作業、年1000時間削減 ・日清紡HD<3105>インドネシア社破産手続きへ、樹脂成形品の採算悪化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・1-3月期消費者物価指数(前年比予想:+1.4%、10-12月期:+0.9%) 《ST》
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2206 東証プライム
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1922年創業の総合食品メーカー。健康・食品事業、乳業事業、栄養菓子事業などを展開。ロングセラー商品にポッキー、プリッツなど。アジア中心に海外でも事業展開。中国、東南アジアなどでの事業成長加速に注力。 記:2024/10/13
2801 東証プライム
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時価総額 1,627,165百万円
1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
3105 東証プライム
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時価総額 151,594百万円
日清紡ブレーキ、日清紡メカトロニクス、日清紡ケミカル、日本無線等を傘下に持つ持株会社。1907年に紡績会社として創業。経営資源の重点投入により、無線・通信及びマイクロデバイス事業を軸にした成長加速図る。 記:2024/07/29
4980 東証プライム
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時価総額 457,825百万円
機能性材料メーカー。前身はソニーケミカル。ディスプレイ向け中心に、接合材料、光学材料、電子材料など製造、販売。ディスプレイ向け異方性誘導膜、光学弾性樹脂で世界トップシェア。異方性導電膜等が伸長。円安追い風。 記:2024/06/12
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
6474 東証プライム
3,210
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時価総額 79,990百万円
1928年設立の総合機械メーカー。ベアリング、油圧機器等の部品事業が主力。工具やロボット等の製造・販売を行う機械工具事業、特殊鋼事業も手掛ける。海外売上高比率の向上、生産ラインの自動化などに取り組む。 記:2024/10/29
6701 東証プライム
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時価総額 3,346,505百万円
大手ITサービス会社。1899年設立。システム構築等のITサービス事業、ネットワークインフラ等の社会インフラ事業が柱。顔・虹彩などの生体認証に強み。クラウド、モダナイゼーション、生成AIなどの強化図る。 記:2024/08/10
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時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
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時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7205 東証プライム
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時価総額 234,716百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
7269 東証プライム
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8002 東証プライム
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大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
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時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
8604 東証プライム
930
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+1.4(%)
時価総額 2,942,114百万円
国内最大級の総合証券「野村證券」を中核とする持株会社。野村アセットマネジメント、野村信託銀行等も傘下に持つ。預り資産は153兆円超で業界トップ。インベストメント・マネジメント部門は運用資産残高が過去最高。 記:2024/06/17