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米国での課税強化報道を嫌気も29000円処での底堅い展開に【クロージング】

2021/4/23 15:55 FISCO
*15:55JST 米国での課税強化報道を嫌気も29000円処での底堅い展開に【クロージング】 23日の日経平均は反落。167.54円安の29020.63円(出来高概算9億5501万株)で取引を終えた。バイデン政権が富裕層を対象にキャピタルゲインへの課税を従来の約2倍に引き上げる考えだとの一部報道を嫌気して下落した米国市場の流れを引き継いで、主力株中心に売り先行の展開。しかし、前日の自律反発で一巡感も意識されるところであり想定内の一服に。寄り付き直後の28770.62円を安値に、その後は29000円を挟んだ狭いレンジ推移となった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数は1300を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、空運が2.84%と大きく上伸したほか、陸運、ゴム製品、不動産など11業種がしっかり。一方、鉄鋼が1.86%、機械が1.09%、石油石炭が1.03%、非鉄金属が1.02%下落するなど22業種が値下がりした。指数インパクトの大きいところでは、セコム<9735>、ソニーG<6758>、第一三共<4568>、資生堂<4911>が堅調。半面、ファナック<6954>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>が軟調だった。 バイデン政権による富裕層への増税が実現すれば、クオリティ株を中心に含み益の出ている保有株を増税前に売る動きが加速する可能性があるとの警戒感が東京市場にも広がり、リスク回避姿勢に繋がった。また、前日に決算を発表した日本電産<6594>が弱い値動きを見せたこともセンチメントを冷ます格好に。ただし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ここ最近下落していた空運、陸運、不動産などのセクターには買いが入り、押し目を拾う動きも強まったようだ。 米国での増税観測について、他に大きく資金を振り分けるマーケットも乏しいだけに、動揺は短期間で済むのではないかとの声も聞かれる。また、国内では、政府は25日から5月11日までの間、東京、大阪など4都府県に緊急事態宣言が発令される見込みだ。過去2回の緊急事態宣言発令後の株価上昇を連想する向きもある一方、外食、小売、量販店など内需企業への影響は避けられないのも事実。加えて、主要企業の決算発表も本格化してくるため、業績動向を精査する良いタイミングになるのとの声も聞かれる。 《FA》
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時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
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時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
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時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9735 東証プライム
5,192
11/22 15:30
+72(%)
時価総額 2,422,587百万円
国内初の警備保障会社。事業所向け・家庭向けオンライン・セキュリティシステム、常駐警備、現金護送等を手掛ける。防災事業、メディカルサービス事業等も。システムセキュリティ、入退室管理システム等の拡販図る。 記:2024/08/01
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17