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個人投資家・有限亭玉介:インテルの大規模投資で半導体関連に注目【FISCOソーシャルレポーター】

2021/4/11 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:インテルの大規模投資で半導体関連に注目【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2021年4月5日14時に執筆 テレワークによるパソコンの需要増や自動車業界の復調によって依然として半導体の供給不足が続いております。最新デバイスの先端技術を実現するには最新鋭の半導体が必要不可欠です。世界の半導体製造装置メーカー売上高ランキングで上位に食い込んでいる日本企業がこれからもその地位を守るにはどうすべきか注目ですな。 改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 世界中のメーカーが半導体の取り合いになるほど、半導体の供給不足と言える状況になっています。米インテルは半導体の生産能力を上げる為に3月23日に大規模工場への投資を発表するなど、世界中で競争は激化しています。同社はファウンドリー事業への参入も決めており、台湾TSMCに競合すれば半導体におけるシェアの奪い合いとなりそうです。 昨年、米インテルは回路線幅7nmプロセス適用製品の供給において遅延が発生しており生産能力に課題がありました。今回の2兆円もの大型設備投資によってその課題が解決されるとの期待もあり、半導体業界の勢力図が大きく変化する可能性があると思われます。それを取り巻く日本企業への影響も精査すべきでしょう。 今年中に台湾TSMCは3nmプロセスのリスク生産、来年の2022年には量産を開始すると発表しています。半導体の小型化が目まぐるしいスピードで進んでいく中で半導体の製造過程で使われるEUV露光装置の重要性は極めて高く、インテルの新工場でも導入が決まっています。 半導体と一言で言っても製造プロセスは膨大であり、そこには世界中の数え切れないほどの企業の協力によって成り立っています。その中で日本企業が持つ技術がどこに活かされるのか、何が競争優位に立っているのかを見定める必要もありますねぇ。 と、いうわけで今回は半導体関連銘柄をチェックして参ります。まずは総合ポンプメーカーの荏原製作所<6361>です。半導体研磨装置でTSMCと引き合いがあり大型設備投資の恩恵を受けると予想されています。また、EUV露光装置向け真空ポンプ排気システムは同社の技術力が光る製品と言えそうです。25日線を下値に年初来高値を更新しております。 EUV関連ではフォトレジスト向け感光性材料を手掛けている東洋合成工業<4970>にも思惑があります。2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」にも選出されており、2月5日の決算発表では上方修正し過去最高益を更新する見通しです。チャート(日足)は今年に入り下落基調でしたが、切り返すと直近で75日線を上抜いたので監視を強めております。 EUVマスク裏面検査やクリーニング装置などで世界市場シェア100%と圧倒的地位を築いているレーザーテック<6920>も半導体関連として見過ごせません。業績も過去最高益を見込み、株価も上場来高値を更新した模様。4月30日の決算発表も楽しみですな。 昨年11月にこちらの記事でご紹介しました半導体製造装置を手掛けるワイエイシイHD<6298>は2月12日の決算発表で黒字浮上しました。半導体製造装置向け精密部品の加工を手掛けるマルマエ<6264>も3月30日に上方修正し、年間配当を2円増額しております。ここまで見てもやはり半導体業界は好況と言えそうです。 ウエハ・ガラス基板の搬送装置を手掛けるローツェ<6323>もTSMCの生産増強の報道後、4月1日に動意しました。業績回復が著しい平田機工<6258>も底値から切り返しており、半導体関連として物色が強まるか監視中です。 さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《RS》
関連銘柄 7件
4970 東証スタンダード
8,350
4/19 15:00
-600(%)
時価総額 67,994百万円
半導体、液晶ディスプレー向けフォトレジスト感光材等を手掛ける。先端フォトレジスト向け感光性材料で世界トップシェア。感光性材料事業は半導体向け材料の伸び悩みなどが響く。24.3期3Q累計は業績足踏み。 記:2024/02/25
6258 東証プライム
6,930
4/19 15:00
-380(%)
時価総額 74,539百万円
自動車や半導体などの生産設備を製造・販売。自動省力機器も。24.3期3Q累計はEV関連設備が好伸。半導体関連設備の原価率改善も効いて増収増益に。配当性向2割以上目安。今年2月に130億円の大型案件を受注。 記:2024/04/11
6264 東証プライム
1,858
4/19 15:00
-112(%)
時価総額 24,252百万円
真空パーツやマシニング、門型加工の専門メーカー。精密部品の少量多品種受託加工に定評。半導体製造装置大手と取引。24.8期1QはFPD分野の受注高、売上高が伸長。G6・G8、OLED向け売上の回復が寄与。 記:2024/02/02
2,298
4/19 15:00
-106(%)
時価総額 22,426百万円
HD・FPD・半導体関連装置などを製造・販売。24.3期3Q累計はFPD関連が低調。だが人工透析器が伸長。米ライナス社向け毛髪関連試作機の売上計上もあり増収増益に。ライナス向け毛髪関連機器の新会社を設立。 記:2024/04/11
6323 東証プライム
25,810
4/19 15:00
-2,060(%)
時価総額 455,288百万円
半導体ウエハ搬送装置メーカー。大気用ウエハ搬送ロボットや真空用ウエハ搬送ロボットに加え、ウエハ搬送装置やガラス基板搬送機等のシステムを提供する。今期3Q累計は米国や中国向けの半導体関連装置がけん引した。 記:2024/03/07
6361 東証プライム
12,780
4/19 15:00
-520(%)
時価総額 1,176,552百万円
ポンプメーカー最大手。風水力機械や浄水・排水等の環境装置を製造。半導体研磨装置やガス化溶融炉でも有力。CMP装置は世界2位。ごみ処理施設・エネルギープラントの受注500件を達成し、23.12期は増収増益。 記:2024/03/30
6920 東証プライム
34,350
4/19 15:00
-3,160(%)
時価総額 3,238,724百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08