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ユーロ週間見通し:弱含みか、2月失業率などの経済指標が手掛かり材料に
2021/4/3 14:28
FISCO
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*14:28JST ユーロ週間見通し:弱含みか、2月失業率などの経済指標が手掛かり材料に ■弱含み、米景気回復期待でユーロ売り優勢 今週のユーロ・ドルは弱含み。ドイツは英アストラゼネカ製ワクチン使用を60歳以上に限定すると発表したことや、フランスにおける都市封鎖継続などの影響でユーロ圏経済の早期回復は難しいとの見方が広がり、ユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。米国のバイデン政権の大規模インフラ投資計画発表を受けた米長期金利の上昇や、米国景気の早期回復への期待が高まっていることもユーロを圧迫した。取引レンジ:1.1704ドル-1.1798ドル。 ■弱含みか、ユーロ圏の早期景気回復は実現困難との見方 来週のユーロ・ドルは弱含みか。ユーロ圏主要国における新型コロナウイルスの感染再拡大によって早期景気回復は実現困難との見方が多いことから、ユーロの下押し圧力は継続しそうだ。米国経済は回復ペースを速めており、3月ISM非製造業景況感指数などが市場予想を上回った場合、ドル選好地合いが鮮明になろう。 予想レンジ:1.1630ドル−1.1830ドル 今週のユーロ・円は強含み。一時130円32銭まで買われた。地欧州での新型コロナウイルス感染拡大の懸念が続き、ユーロ売りが先行したが、バイデン米大統領による大規模インフラ投資計画の発表を受けて、リスク選好的なユーロ買い・円売りが優勢になった。ユーロ圏の3月製造業PMI改定値の上方修正なども好感された。取引レンジ:128円83銭−130円32銭。 ■弱含みか、2月失業率などの経済指標が手掛かり材料に 来週のユーロ・円は弱含みか。欧州における新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念されており、2月のユーロ圏失業率が市場予想を上回った場合、リスク回避的なユーロ売りが再開し、対円でも下押し圧力が強まりやすい。欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の思惑が再浮上する可能性があり、ユーロ売りを支援しよう。 ○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・6日:2月失業率(1月:8.1%) ・8日:2月生産者物価指数(1月:前年比+1.3%) 予想レンジ:128円50銭−131円00銭 《FA》
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