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米国株見通し:弱含みか、回復期待も金融株売りに警戒

2021/3/31 15:14 FISCO
*15:14JST 米国株見通し:弱含みか、回復期待も金融株売りに警戒 (14時50分現在) S&P500先物      3,950.12(+2.37) ナスダック100先物  12,889.88(+11.63) グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は30ドル高。NY原油先物(WTI)はプラスを維持し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。 30日の取引で主要3指数は軟調。S&Pとナスダックは続落、最高値更新中だったダウもマイナスへ転じ、104ドル安の33066ドルで取引を終えた。この日発表された消費者信頼感指数が堅調な内容となり、バイデン政権による大型インフラ投資を主体とする追加対策を前に景気回復を先取りした買いが観測された。半面、国債発行の増大で長期金利の上昇が見込まれ高い株価収益率(PER)のハイテク株を中心に売りが強まり、下げを主導した。 本日は弱含みか。今晩発表のADP雇用統計の大幅増やシカゴ購買部協会景気指数の高水準が予想され、早期正常化を期待した買いは根強いだろう。ただ、バイデン大統領の追加対策発表を受け材料出尽くしとなり、期待先行で膨らんだ買いは後退しそうだ。また、長期金利は上昇基調を維持し、ハイテク株売りの材料になりやすい。加えて、投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントの損失に絡み、地合いの悪化が売りを後押しする可能性があろう。 《TY》