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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米追加対策に期待も雇用統計を見極め

2021/3/30 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、米追加対策に期待も雇用統計を見極め 30日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米バイデン政権の追加対策期待を背景に金利や株価が上昇し、ドル買いに振れやすい。ただ、今週末発表の米雇用統計を見極めたいムードが広がれば、一段のドル買いは抑制されそうだ。 前日は材料難のなか、金利や株価を手がかりとした値動きとなった。米10年債利回りの1.72%台への上昇でユーロ・ドルは1.17ドル半ばに失速し、ドル・円は109円80銭台に浮上。バイデン米大統領は明日、インフラ改修などを中心とした3-4兆ドル規模の追加経済対策を発表する。市場には政策期待が高まっており、本日アジア市場もリスク選好的な円売りが主要通貨を押し上げる展開に。ただ、ドル・円は心理的節目の110円付近で利益確定売りに押され、伸び悩んだ。 この後の海外市場でも米追加対策をにらみ、安全通貨売りに振れやすい見通し。本日発表のユーロ圏の景況感指数は前回を上回ると予想される。ただ、域内の新型コロナウイルス再拡大による制限措置で減速が見込まれ、ユーロ買いは限定的だろう。一方、米国の消費者信頼感指数は想定通り堅調な内容となれば、早期正常化への観測で金利や株価の上昇を手がかりにドル買いに振れやすい。ただ、ドル・円は110円台を回復しても、雇用統計を見極めようと一段の買いは弱まりそうだ。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・3月景況感指数(予想:96.0、2月:93.4) ・21:00 独・3月消費者物価指数速報値(前年比予想:+1.7%、2月:+1.3%) ・22:00 米・1月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+1.2%、12月:+1.1%) ・22:00 米・1月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+11.35%、12月:+10.10%) ・22:00 クオールズ米FRB副議長オンライン討論会参加(金融安定化関連) ・23:00 米・3月消費者信頼感指数(予想:96.8、2月:91.3) ・03:30 ウィリアムズNY連銀総裁討論会参加 《FA》