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米国の経済正常化期待を背景にリスク選好ムードの流れ【クロージング】

2021/3/26 16:12 FISCO
*16:12JST 米国の経済正常化期待を背景にリスク選好ムードの流れ【クロージング】 26日の日経平均は続伸。446.82円高の29176.70円(出来高概算12億8270万株)で取引を終えた。バイデン米大統領の就任後初会見を受けた経済正常化期待を背景に上伸した前日の米国市場の流れを引き継いで、景気敏感株中心に買い優勢の展開となった。29000円を回復して始まった日経平均は、前場半ばに28953.22円まで軟化した後は強い値動きを続けており、終値ベースで22日以来の29000円回復となった。寄り付き直後につけた高値を超えられず上値の重さは意識されていたものの、年度末接近でリバランス中心の中においては、底堅さが目立つ格好であろう。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数は1700を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では33業種すべてが値上がりし、海運が3.15%と大きく上昇したほか、精密機器、陸運、ゴム製品などの強さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>が堅調。一方、ヤマハ<7951>、東海カ<5301>、ニコン<7731>、クラレ<3405>が小安い。 バイデン米大統領が新型コロナウイルスのワクチン接種目標を倍増させると表明したことで、世界経済のエンジン役である米国景気の回復期待が強まり、日本市場にもプラスに働いた。世界の景気敏感株である日本市場にも好影響をもたらした。また、3月期末配当の権利付き最終日の29日を前に、権利取りを狙った先回り買いも相場の支援材料になった。ただ、節目の29000円回復による利食い売りや戻り待ちの売りも散見され、上値の重さが意識されていた。 日経平均は75日線を支持線として理想的なリバウンドをみせており、目先は調整一巡感から出直り期待が高まる場面となりそうだ。ただ、年度末を控えて、国内機関投資家などによるリバランス売りが警戒されるほか、新型コロナワクチンの接種拡大という材料だけでは、上値を追うには目新しさに欠けるのも事実だ。加えて、来月下旬ごろからは日米ともに主要企業の決算発表が本格化してくるだけに、業績動向を確認してから動いても遅くはないとの見方も多い。このため、目先は外部環境をにらみながらの展開が続きそうだ。 《CS》
関連銘柄 8件
3405 東証プライム
1,688.5
5/2 15:00
-18.5(%)
時価総額 599,188百万円
機能性化学品メーカー。ポバール樹脂とエバール樹脂、それを加工して作るフィルム製品に強み。サステナブルな高機能素材をアパレル・スポーツ用品向け拡販。ビニルアセテートの好調もあり、23.12期実績は増収確保。 記:2024/02/29
5301 東証プライム
1,028.5
5/2 15:00
-10.5(%)
時価総額 231,354百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。電炉用黒鉛電極やカーボンブラックに強み。23.12期3Q累計は競争激化の黒鉛電極で在庫評価損を計上。半導体向け製品も振るわず。だがカーボンブラックが好調。円安も寄与して増収増益に。 記:2024/01/15
6857 東証プライム
5,107
5/2 15:00
-35(%)
時価総額 3,912,825百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7731 東証プライム
1,636
5/2 15:00
-5.5(%)
時価総額 618,959百万円
大手光学機器メーカー。カメラと半導体やFPDの露光装置で世界的。眼科領域の顕微鏡等も製造、販売する。今期3Q累計は映像事業や半導体向け露光装置が増加も、FPD露光装置やコンポーネントが足踏みとなった。 記:2024/03/11
7951 東証プライム
3,282
5/2 15:00
-30(%)
時価総額 614,719百万円
世界最大の楽器メーカー。ピアノや管楽器、弦楽器等を製造、販売する。電子ピアノに強みを持つ。音楽教室や音響機器、電子デバイスも手がける。今期3Q累計は欧米のデジタルピアノが足踏みも、音響機器が好調だった。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10