マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,239.66
+153.86
暗号資産
FISCO BTC Index
4/29 1:24:45
10,070,309
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~個人の人気株下落が気掛かり

2021/3/25 12:34 FISCO
*12:34JST 後場に注目すべき3つのポイント~個人の人気株下落が気掛かり 25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は5日ぶり反発、個人の人気株下落が気掛かり ・ドル・円は小じっかり、リスク回避ムードの後退で ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がファナック<6954> ■日経平均は5日ぶり反発、個人の人気株下落が気掛かり 日経平均は5日ぶり反発。303.75円高の28709.27円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えている。 24日の米株式市場でNYダウは小幅に続落し、3ドル安となった。ドイツが復活祭前後のロックダウン(都市封鎖)強化計画を撤回し、欧州の景気鈍化懸念が和らいだ。パウエル連邦準備理事会(FRB)議長やイエレン財務長官が景気回復には依然支援が必要との見方を示したことも好感されたが、イエレン氏が政権の増税計画を再確認したことなどから下落に転じた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は2.0%の下落となった。ただ、日経平均は前日までの4日間で1800円あまり下落しており、本日は反発期待の買いが先行して51円高からスタート。その後伸び悩む場面もあったが、アジア株が底堅い展開となっていることを支援材料に、前引けにかけて一時28757.37円(351.85円高)まで上昇した。 個別では、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>、キーエンス<6861>の堅調ぶりが目立つ。ファーストリテ<9983>やトヨタ自<7203>もしっかり。エジプトのスエズ運河で大型船が座礁したことでに伴いNY原油先物相場が急伸し、国際帝石<1605>などが買われている。業績・配当予想を上方修正した北陸電力<9505>、銅鉱山事業からの撤退を発表した三井金<5706>は大幅に上昇。また、わかもと<4512>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、任天堂<7974>などが軟調。米ハイテク株安の流れから値がさグロース(成長)株に売りが出ており、レーザーテック<6920>は4%超の下落。また、トヨタ自やいすゞ<7202>との新たな協業を発表した日野自<7205>は売りがかさみ、ダントーHD<5337>などとともに東証1部下落率上位に顔を出している。 セクターでは、鉱業、非鉄金属、鉄鋼などが上昇率上位で、その他も全般堅調。その他製品と情報・通信業の2業種のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の83%、対して値下がり銘柄は14%となっている。 本日の東京株式市場は、景気敏感株やバリュー(割安)株を中心にひとまず反発している。日経平均は前日までの下落で28000円台に位置する75日移動平均線水準、また今月5日の取引時間中に付けた直近安値(28308.57円)近辺まで調整が進み、押し目買いが入りやすかった面もあるだろう。実際、日経レバETF<1570>の純資産総額がここ2日は増加に転じ、ネット証券売買代金ランキングでも買い超となっており、個人投資家が押し目買いに動いたことが窺える。ここ2日下げがきつかったメガバンク株の持ち直しなども、買い向かった投資家にとっては安心材料となりそうだ。 ただ、米国では長期金利が伸び悩んでいるにもかかわらず、ハイテク株の下げが大きかった。追加経済対策に基づき個人向け現金給付が始まっているが、株式投資には向いていないとの見方が出てきている。東京市場でも値がさグロース株とともに、個人投資家の売買が活発だった中小型の成長期待株が大きく下落している点は気掛かりだ。直近では個人投資家の買い持ち高が増えていたと思われ、センチメントや投資余力に影響してこないか注目しておきたい。 (小林大純) ■ドル・円は小じっかり、リスク回避ムードの後退で 25日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、108円後半から109円付近に値を上げた。日経平均株価や上海総合指数などアジア株が堅調地合いとなり、リスクオフのドル買いは縮小。一方、リスク回避的なムードの後退でやや円売りが強まった。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円73銭から108円99銭、ユーロ・円は128円42銭から128円71銭、ユーロ・ドルは1.1809ドルから1.1818ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・アンジェス<4563>、五洋インテックス<7519>の、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・米・2月耐久財受注速報値:前月比-1.1%(予想:+0.5%、1月:+3.5%←+3.4%) ・米・2月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比-0.9%(予想:+0.5%、1月:+1.6%←+1.3%) ・米・2月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-1.0%(予想:-1.0%、1月:+1.9%←+1.8%) ・米・3月製造業PMI速報値:59.0(予想:59.5、2月:58.6) ・米・3月サービス業PMI速報値:60.0(予想:60.1、2月:59.8) ・米・3月総合PMI速報値:59.1(2月:59.5) ・ユーロ圏・3月消費者信頼感指数速報値:-10.8(予想:-14.5、2月:-14.8) 【要人発言】 ・黒田日銀総裁 「日経平均が2万円を下回ると保有株の時価が簿価を下回る」 「2%の物価目標達成には時間がかかるため、当面はETF買入れを必要に応じて継続」 ・フィッチ幹部 「トルコ中銀の新総裁が利下げなら、ソブリン信用格付けを引き下げる可能性」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 19件
1605 東証プライム
2,373
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 3,290,561百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4512 東証スタンダード
226
4/26 15:00
-4(%)
時価総額 7,873百万円
医薬品メーカー。眼科領域に特化した医療用医薬品の開発に加え、胃腸薬やオーラルケア製品等を手掛ける。24.3期3Q累計はヘルスケア事業が増収。強力わかもとが売上牽引。医薬事業ではアデノウイルスキットが堅調。 記:2024/02/26
4563 東証グロース
49
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 8,753百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
5337 東証スタンダード
757
4/26 15:00
-32(%)
時価総額 22,710百万円
建築用タイルの専門メーカー。淡路島に自社工場を保有。建材・インテリア・素材の商品企画やハワイでの住宅開発、海外アセットマネジメント業務なども展開。ベンチャーキャピタルへの投資にも注力。23.12期は増収。 記:2024/02/23
5706 東証プライム
4,865
4/26 15:00
+161(%)
時価総額 278,906百万円
亜鉛に強い非鉄大手。機能材料の極薄銅箔で世界首位。自動車ドア周り製品でもシェア高い。24.3期3Q累計は自動車関連が好調も金属の在庫評価影響で営業益足踏み。営業外の受取配当金拡大。通期では増収増益を計画。 記:2024/03/09
6861 東証プライム
69,610
4/26 15:00
+5,030(%)
時価総額 16,929,709百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
34,080
4/26 15:00
+720(%)
時価総額 3,213,267百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6954 東証プライム
4,528
4/26 15:00
+73(%)
時価総額 4,571,229百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7202 東証プライム
1,949.5
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 1,515,623百万円
トラック・バスなど商用車製造販売大手。国内トラックシェアは3割強。傘下にUDトラックス。トヨタと資本提携。ティアフォー社と路線バス領域での自動運転システム開発で協業。業容安定し、3Q累計は増収・増益。 記:2024/03/22
7203 東証プライム
3,510
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 57,265,604百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7205 東証プライム
452.3
4/26 15:00
-10.3(%)
時価総額 259,883百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。今期3Q累計は国内販売台数が増加も、原材料価格の高騰や一時費用が重し。 記:2024/03/11
7519 JQスタンダード
9
7/21 15:00
-2(%)
時価総額 97百万円
多機能カーテンなど室内装飾品を扱うインテリア商社。「インハウス」と「サザンクロス」が主力ブランド。室内装飾品関連はマンション業者向け販売を中心にさえない。メディカル関連も低迷。21.3期通期は業績苦戦。 記:2021/07/16
7974 東証プライム
7,649
4/26 15:00
+243(%)
時価総額 9,933,680百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,552.5
4/26 15:00
+1(%)
時価総額 20,620,297百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
8,787
4/26 15:00
-9(%)
時価総額 12,079,410百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
9505 東証プライム
895.7
4/26 15:00
-2.1(%)
時価総額 188,396百万円
電力会社。富山、石川、福井の北陸3県と岐阜の一部で、火力や水力、原子力の発電、売電。送配電事業を行う。火力、水力の発電が主力。今期3Q累計は増収、利益は黒字転換した。小売や託送料金の改定が寄与した。 記:2024/03/05
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10