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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米当局者発言受けた長期金利を注視

2021/3/22 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米当局者発言受けた長期金利を注視 22日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。欧米株安ならリスク回避的な円買いに振れ、ドルを下押しする見通し。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の当局者発言で米長期金利は下げづらく、ドル買いは根強いだろう。 FRBは19日、金融機関の自己資本比率に影響する補完的レバレッジ比率(SRL)の緩和措置を延長せず、3月末で終了すると発表した。それを受け騰勢を強めた米長期金利を手がかりにドル買い優勢となり、ユーロ・ドルは1.1870ドル台に下落、ドル・円は109円台に浮上する場面もあった。週明けアジア市場はタカ派姿勢のトルコ中銀総裁の更迭を受けたリラ急落の混乱で、早朝にリスク回避の円買いが先行。ただ、ドル買い基調は変わらず、対円では下値の堅さが目立つ。 この後の海外市場では、引き続き米長期金利が注目材料となる。トルコが問題視され新興国通貨売りに振れれば、リスク回避的な円買いが主要通貨を押し下げる展開となろう。また、米10年債利回りの高止まりで株価に下押し圧力がかかり、円買いを支援する可能性もある。一方、パウエル米FRB議長やバーキン・リッチモンド連銀総裁など当局者の発言で米長期金利は下げづらく、ドル買いは継続。欧州での新型コロナウイルス再拡大でユーロ売りも想定され、ドルを下支えしよう。 【今日の欧米市場の予定】 ・18:00 ユーロ圏・1月経常収支(12月:+367億ユーロ) ・21:30 米・2月シカゴ連銀全米活動指数(予想:0.72、1月:0.66) ・22:00 パウエル米FRB議長BIS主催オンライン討論会参加 ・23:00 米・2月中古住宅販売件数(予想:650万戸、1月:669万戸) ・23:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁オンライン討論会参加 ・02:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁オンライン討論会主催 《FA》