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経済の早期回復期待を背景にした景気敏感株買い【クロージング】

2021/3/11 16:00 FISCO
*16:00JST 経済の早期回復期待を背景にした景気敏感株買い【クロージング】 11日の日経平均は3日続伸。175.08円高の29211.64円(出来高概算13億7793万株)で取引を終えた。景気回復への期待感から前日の米国市場でNYダウが過去最高値を更新した流れを映して、景気敏感株中心に買いが優勢となった。また、上海や香港といったアジア市場の堅調さや時間外取引での米株先物高も支援材料となった。ただ、来週16日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)、18日からは日銀の金融政策決定会合の開催を控えるなか、心理的な節目を突破してくると戻り待ちの売りなども散見され上値の重い展開となっていたが、29000円から29200円辺りでの狭いレンジながらも、総じて日中の高値圏でのもみ合い展開が続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1500を超え、全体の7割を占めた。セクター別では、海運が7.70%と大きく上昇したほか、非鉄金属、電気ガス、サービスなど21業種が上昇。一方、ゴム製品、陸運、空運など12業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>、コナミHD<9766>が堅調。半面、テルモ<4543>、東エレク<8035>、オリンパス<7733>、アステラス薬<4503>、KDDI<9433>が軟調だった。 米国で新型コロナウイルス危機に対応する1.9兆ドル規模の追加経済対策が12日にも成立する見通しとなり、景気回復への期待感が日増しに高まっている。こうしたなか、東京市場では、銀行などのシクリカルバリュー株が堅調に推移していた。ハイテク・グロース株からの資金シフトが一段と鮮明になっているようだ。また、これまで懸念材料とされてきた米長期金利の上昇も一服感が出ていることもセンチメントの改善につながったとみられる。 一方、需給面では不安が残る。3月5日時点の裁定買い残(約5億2800万株)が裁定売り残(約4億2000万株)を上回り、2020年1月以来となる買い越しに転じた。裁定売り残は20年のピーク(約11億2700万株)を7億株超下回っており、今後増加する余地は十分にありそうだ。このため、関係者からは3月下旬ごろまでは、海外投資家による先物売りに伴う裁定解消売りが相場を冷やす可能性があると警戒している向きもあり、目先は値固めの展開に変化はなさそうだ。 《CS》
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2413 東証プライム
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時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4503 東証プライム
1,562
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 2,826,694百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9766 東証プライム
14,675
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+375(%)
時価総額 2,105,863百万円
モバイルゲーム、家庭用ゲーム等を手掛けるデジタルエンタテインメント事業が主力。スロットマシンやアミューズメントマシンの製造・販売等も行う。配当性向30%以上目処。パワフルプロ野球2024-2025を発売。 記:2024/08/12
9983 東証プライム
49,020
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+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17