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ハイテク軟調も景気敏感株主導で底堅さが意識される相場展開【クロージング】

2021/3/9 16:46 FISCO
*16:46JST ハイテク軟調も景気敏感株主導で底堅さが意識される相場展開【クロージング】   9日の日経平均は4営業日ぶりに反発。284.69円高の29027.94円(出来高概算16億2000万株)と4営業日ぶりに29000円を回復して取引を終えた。前日の米国市場では、追加経済対策による景気回復期待でNYダウは上伸した一方、米長期金利の上昇を嫌気しナスダック総合指数は下落するなどまちまちだった。この流れを引き継いで、東京市場でも景気敏感株買い、ハイテク関連株売りの動きとなり、日経平均は寄り付き直後には一時28609.21円まで下げる場面がみられた。その後は前日の終値を挟んでのもみ合いとなるなか、後場に入るとグローベックスの米株先物がじり高歩調をたどっていることなどから買い戻しの動きが強まり、引けにかけて切り返す展開となった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数は1800を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、不動産が3.92%と大きく上伸したほか、電気・ガス、輸送用機器、鉄鋼など30業種が値上がりした一方、鉱業、電気機器、その他製品の3業種が値下がりした。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、ダイキン<6367>、アステラス薬<4503>が堅調。半面、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、ファナック<6954>、信越化<4063>が軟調だった。 米国では追加経済対策が成立する見通しとなり、市場では景気回復への期待感が高まっている。また、世界的に新型コロナウイルスワクチンの接種による経済活動の正常化への期待も支援材料となった。日経平均は前日までの3営業日で800円を超える下落となるなかで、鉄鋼、自動車、金融などの景気敏感株中心に投資資金が向かっている。1ドル=109円台へと円安が進んだこともポジティブに働いたようだ。一方、景況感の改善により世界的に金利が上昇傾向にあるため、利払い負担の大きいグロース関連株には利益確定売りが膨らんでいる。 上昇基調は一服しているとはいえ、米長期金利は1.57%前後と依然として高値圏での推移が続いている。こうしたなか、10日には2月の米消費者物価指数の発表が予定されている。食料品・エネルギーを除くコア指数の市場予想は前年同月比1.4%増となっており、これを上回る景況感の好調さが示され、思わぬインフレ加速が強まれば、米金利の上昇ピッチを早める可能性があり、しばらくは警戒が必要で、米金利動向に振らされる展開は続きそうだ。 《FA》
関連銘柄 9件
4063 東証プライム
6,083
5/20 15:00
+243(%)
時価総額 12,312,740百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4503 東証プライム
1,511.5
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時価総額 2,774,890百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
4543 東証プライム
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医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6367 東証プライム
24,775
5/20 15:00
-330(%)
時価総額 7,261,899百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6758 東証プライム
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-35(%)
時価総額 16,476,036百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
5,520
5/20 15:00
-20(%)
時価総額 4,229,253百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,674
5/20 15:00
+77(%)
時価総額 4,718,623百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
9983 東証プライム
41,360
5/20 15:00
+350(%)
時価総額 13,161,621百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,312
5/20 15:00
-238(%)
時価総額 14,321,194百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10