マーケット
5/20 14:33
39,024.29
+236.91
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/20 14:53:52
10,458,514
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~センチメントは改善傾向にあり、短期的な売り方の買い戻しを誘う流れにも~

2021/3/2 8:32 FISCO
*08:32JST 前場に注目すべき3つのポイント~センチメントは改善傾向にあり、短期的な売り方の買い戻しを誘う流れにも~ 2日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:センチメントは改善傾向にあり、短期的な売り方の買い戻しを誘う流れにも ■伊藤園、3Q営業利益41.5%減 104億円、進捗率85% ■前場の注目材料:堀場製作所、水素提案を加速、領域拡大、新組織で技術横断 ■センチメントは改善傾向にあり、短期的な売り方の買い戻しを誘う流れにも 2日の日本株市場は堅調な相場展開が見込まれる。1日の米国市場ではNYダウが603ドル高だった。製薬会社ジョンソン・エンド・ジョンソン開発ワクチンが当局により緊急使用が許可されワクチン接種ペースが加速するとの期待が強まったほか、1.9兆ドル規模の追加経済対策が速やかに成立する可能性が高まったことなどが材料視され強い値動きとなった。また、米国債相場も落ち着きを取り戻したほか、2月ISM製造業景況指数が予想を上回ると上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比320円高の29900円。円相場は1ドル106円70銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなり、節目の3万円回復を意識した相場展開になりそうである。先週の下落要因とされていた長期金利が落ち着きをみせていることが安心感につながっており、米国では半導体株などの上昇もみられており、指数インパクトの大きい値がさ株への買いに波及しそうである。もっとも、節目の3万円接近では強弱感が対立しやすいほか、ADRの日本株ではソフトバンクG<9984>の上値の重さが目立っており、日経平均の上値の重石になる可能性がありそうだ。 とはいえ、先週の下落部分を埋める動きをみせてくることにより、下へのバイアスが強まるとみていたセンチメントは改善傾向にあり、短期的な売り方の買い戻しを誘う流れにも向かいやすいところである。来週には先物・オプション特別清算指数算出を控えており、ポジションを大きく傾けづらいところであろうが、値動きが出やすいところでもあり急激な動意次第ではヘッジ対応の流れが強まりやすく、インデックスに絡んだ売買に振らされやすい点は注視しておきたいところ。 なお、ナスダックの上昇のほか、VIX指数は23台まで低下していることもあり、個人投資家の売買も活発化しやすいところである。マザーズの中小型株など、特に指数インパクトの大きい時価総額上位銘柄などへは短期的な値幅取り狙いの動きが強まりそうである。 ■伊藤園、3Q営業利益41.5%減 104億円、進捗率85% 伊藤園<2593>は第3四半期決算を発表。売上高は前年同期比10.7%減の3386.41億円、営業利益は同41.5%増の104.35億円だった。通期計画に対する営業利益の進捗率は85%となる。自販機の稼働率が例年に比べて低下したほか、営業時間を短縮したタリーズコーヒージャパンも都心部や駅周辺を中心に苦戦した。一方で巣ごもり需要で通信販売によるまとめ買いは堅調だった。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29663.50、+697.49) ・NYダウは上昇(31535.51、+603.14) ・ナスダック総合指数は上昇(13588.83、+396.48) ・シカゴ日経225先物は上昇(29900、大阪比+320) ・1ドル106円70-80銭 ・SOX指数は上昇(3169.11、+101.48) ・VIX指数は低下(23.35、-4.60) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・海外コロナ向けワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・堀場製作所<6856>水素提案を加速、領域拡大、新組織で技術横断 ・三洋化成<4471>全樹脂電池「23年黒字化」、次期社長が会見 ・NEC<6701>取締役「半数社外」、ESG進捗、外部人材を変革の触媒に ・蝶理<8014>スミテックスを買収、繊維でシナジー ・日本精工<6471>VWとEPS開発、23年に中国で量産 ・クボタ<6326>BCP継続投資、今期、農機工場防災に40億円 ・井関農機<6310>欧州に電動化商品、草刈り機など投入 ・日鉄ソリューションズ<2327>DX事業で横断組織、製造業開拓 ・東レ<3402>PVDF製UF膜開発、ウイルス除去・高透水性を両立 ・武田薬<4502>ワクチン実用化へ、新型コロナ感染拡大1年 ・住友化学<4005>高分子有機EL発光材拡販、25年度に売上高50億円超 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 1月有効求人倍率(予想:1.06倍、12月:1.06倍) ・08:30 1月失業率(予想:3.0%、12月:2.9%) ・08:50 2月マネタリーベース(1月:前年比+18.9%) <海外> ・09:30 豪・10-12月期経常収支(予想:+131億豪ドル、7-9月期:+100億豪ドル) 《ST》
関連銘柄 13件
2327 東証プライム
4,915
5/20 14:26
-15(%)
時価総額 449,727百万円
SI大手。売上の2割が親会社の日本製鉄向け。生成AI/ChatGPT活用支援サービスの提供も。仮想デスクトップサービス等の拡販図る。デジタルワークプレースソリューション等は堅調。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/03/04
2593 東証プライム
3,816
5/20 14:29
-22(%)
時価総額 340,433百万円
清涼飲料メーカー。国内トップの茶葉製品・茶系飲料に強み。傘下にタリーズコーヒー。24.4期上期は飲料の値上げ効果が大。ラリーズも堅調。原材料高や人件費増こなして増収・大幅増益に。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/02/05
3402 東証プライム
792.2
5/20 14:29
+5.2(%)
時価総額 1,292,459百万円
合繊大手。世界トップの炭素繊維は航空機向けに強み。有機EL関連材料、水処理事業等も手掛ける。24.3期3Qは環境・エンジニアリング事業が堅調。水処理事業は米国、中国で出荷堅調。繊維事業はEV向けが拡大。 記:2024/02/11
4005 東証プライム
334.2
5/20 14:29
+12.6(%)
時価総額 553,388百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4471 東証プライム
4,005
5/20 14:15
+20(%)
時価総額 94,258百万円
機能化学品メーカー。医療用洗剤や紙おむつ、化粧品の材料、潤滑油添加剤、自動車の内装材料など、幅広い製品を提供する。今期3Q累計は生活・健康やプラスチック・繊維、環境・住設分野の販売が足踏みとなった。 記:2024/02/07
4502 東証プライム
4,152
5/20 14:29
+22(%)
時価総額 6,569,606百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
6310 東証プライム
1,028
5/20 14:26
+18(%)
時価総額 23,629百万円
大手農業機械メーカー。稲作や野菜栽培用のトラクタや耕うん機等の整地用機械に加え、田植機や移植機等の栽培用機械、収穫用機械を製造、販売する。23年12月期の売上高は過去最高となった一方、販管費が増加した。 記:2024/03/07
6326 東証プライム
2,389
5/20 14:29
+26(%)
時価総額 2,867,390百万円
農業機械で世界有数。ダクタイル鉄管や水処理システム、小型建機、芝刈り機、空調機器なども展開。フランスの農作業機器メーカーBCT社をグループ化。北米の住宅やインフラ開発需要を取入れ、23.12期は利益急伸。 記:2024/03/30
6471 東証プライム
780
5/20 14:29
+2(%)
時価総額 429,989百万円
国内最大のベアリングメーカー。産業機械軸受と精密位置決め用部品を手掛ける。自動車軸受や自動車部品等も。24.3期3Qは増収。自動車事業が売上下支え。自動車生産台数の増加で日本、米州などで売上が増加。 記:2024/02/26
6701 東証プライム
10,985
5/20 14:29
+20(%)
時価総額 2,997,257百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
6856 東証プライム
13,680
5/20 14:28
-10(%)
時価総額 581,851百万円
大手分析機器メーカー。自動車向けの排ガス測定装置やテストシステム、環境計測器、医療診断計測器、半導体計測器等を提供する。エンジン計測器で世界シェアトップ。23年12月期は自動車セグメントを中心に増加した。 記:2024/03/10
8014 東証プライム
3,580
5/20 14:26
+30(%)
時価総額 90,585百万円
繊維・化学商社。中核事業の繊維や化学品、輸送機器や建機、農業機械等の機械を扱う。化学品事業は需要減退などが響く。繊維事業は収益伸長。繊維原料、国内衣料品向け販売が伸びる。24.3期3Q累計は増益。 記:2024/02/10
9984 東証プライム
8,375
5/20 14:29
-175(%)
時価総額 14,429,740百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10