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28500円接近では戻り待ちの売り圧力には注視【クロージング】

2021/2/2 16:04 FISCO
*16:04JST 28500円接近では戻り待ちの売り圧力には注視【クロージング】 2日の日経平均は続伸。271.12円高の28362.17円(出来高概算11億6898万株)で取引を終えた。米国市場の強い流れを受けて買い先行で始まると、一時下げに転じる場面がみられたが、前引けにかけて切り返す展開となり28300円を回復。28000円接近場面での底堅さが意識されたほか、グローベックスの米株先物が強い値動きで推移していたこともあって市場心理が改善しており、後場は売り買いが交錯するものの高値圏での推移が続いた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1700を超えており、全体の8割近くを占めている。セクターでは非鉄金属、輸送用機器、陸運、鉄鋼、空運、鉱業が堅調。一方で医薬品、証券、その他製品、電力ガスが小安い。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、資生堂<4911>が堅調だった。 日経平均は続伸で先週末の大陰線を吸収する形となり、米国の金融システム不安による混乱の影響は限られている。米国についても1日の大幅上昇によって投機的な売買による金融システムの影響は一巡したとみられており、市場の落ち着きからの見直しが意識されやすいところであろう。もっとも、米ゲームストップ株急騰をもたらした個人投資家の買いの矛先が、銀に向かったと報じられている。銀価格は5カ月ぶり高値となり、銀関連株も急伸したと伝わっており、この流れが意識されるなかでセクターでは非鉄金属が上昇率トップだった。投機的な売買によって振らされやすい需給状況でもあるため、しばらくは見極めが必要である。 また、本日の上昇では全体の8割近くが上昇しており、TOPIX型の幅広いインデックス買いが指数を押し上げたようである。半面、東エレクが指数インパクトの大きい銘柄トップとなっているが、戻りの鈍さが意識されている。インデックス買いによる押し上げに対して戻り待ちの売り圧力も意識されやすく、目先的には28000円を固めつつ28500円接近では戻り待ちの売り圧力には注視しておきたいところであろう。 《FA》
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4911 東証プライム
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時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
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時価総額 7,237,734百万円
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8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17