マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
38,852.27
+176.59
暗号資産
FISCO BTC Index
5/7 7:12:14
9,791,507
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

グロース優位の上昇に変化、バリューシフトが意識される形に【クロージング】

2021/1/28 15:54 FISCO
*15:54JST グロース優位の上昇に変化、バリューシフトが意識される形に【クロージング】 28日の日経平均は大幅に下落。437.79円安の28197.42円(出来高概算21億3765万株)で取引を終えた。米国市場の下落やVIX指数急伸の影響からギャップスタートとなり、寄り付き直後には27975.85円と1月12日以来の28000円を割り込んだ。その後、25日線がサポートとして意識され下げ渋りをみせて28300円台を回復するも戻りの鈍さが意識されるなか、後場は28200円を挟んだこう着となった。米国では半導体株などが軒並み下落しているほか、クオリティ株への利益確定の流れが強まっており、この流れもあってバリューシフトが意識される展開だった。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1100を超えており過半数を占めている。セクターでは情報通信、電気機器が2%を超える下落率となったほか、精密機器、保険、金属製品、電力ガス、非鉄金属が冴えない。半面、空運が4%を超える上昇だったほか、陸運、銀行、小売、海運が小じっかりだった。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>、アドバンテスト<6857>、ダイキン<6367>が指数の重石となった。 日経平均は28000円割れでいったんは下げ渋る格好となったが、25日線が支持線として意識される水準でもあるため、想定内といったところであろう。ただし、これまでは急落が押し目買いの好機としてその後の強いリバウンドにつながっていたことからみれば、これまでのようにグロース優位の上昇には変化がみられている。一方で、バリューシフトが意識される形ではあり、東証1部の出来高が大きく膨れたことからみても、この流れが目先継続するかを見極めたいところであろう。 もっとも、東証1部の騰落銘柄は値下がり数が過半数を占めているとはいえ、ほぼ拮抗している。大幅下落ながらもこれまで過熱警戒が指摘されていたこともあり、押し目待ち狙いのスタンスであろう。決算発表が本格化していることから引き続き明確なトレンドは出難いため、決算を手掛かりとした個別での日替わり物色が意識されやすいとみられる。 《FA》
関連銘柄 5件
2413 東証プライム
1,646.5
5/2 15:00
-8.5(%)
時価総額 1,117,862百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
6367 東証プライム
22,090
5/2 15:00
+55(%)
時価総額 6,474,888百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6857 東証プライム
5,107
5/2 15:00
-35(%)
時価総額 3,912,825百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10