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指数インパクトの大きいコア銘柄次第といったところ【クロージング】

2021/1/20 16:20 FISCO
*16:20JST 指数インパクトの大きいコア銘柄次第といったところ【クロージング】 20日の日経平均は反落。110.20円安の28523.26円(出来高概算11億5000万株)で取引を終えた。米国市場の上昇の流れを受けて買い先行で始まったが、寄り付き直後につけた28801.19円を高値に、その後は大統領就任式を控えていることもあり、利益確定の流れが優勢となった。後場開始後には一時28402.11円まで下げ幅を広げる場面がみられたが、引けにかけては下げ渋りをみせており、28500円を上回って取引を終えている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が過半数を占めているが、値上がり数、値下がり数はほぼ拮抗。セクターでは繊維が2%を超える上昇となったほか、鉱業、石油石炭、ゴム製品、ガラス土石が堅調。半面、空運、海運の弱さが目立ったほか、陸運、証券、銀行、医薬品、保険が冴えない。指数インパクトの大きいところでは東エレク<8035>、ファナック<6954>、太陽誘電<6976>、アドバンテ<6857>が堅調。一方でファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、ソフトバンクG<9984>の弱さが目立っており、ファーストリテの1社で日経平均を約67円下押している。 日経平均は朝高後は早い段階で下げに転じていたが、出来高が膨らみづらい需給状況の中において、ファーストリテの下落が重石となっている。東証1部の騰落銘柄はほぼ拮抗ではあるが、値上がり数が上回っている。昨日は大幅に上昇するものの、値下がり数が過半数を占めていたこともあり、指数インパクトの大きいコア銘柄次第といったところであろう。また、日経平均は下落とはなったが、28500円辺りでの底堅さが意識されており、大統領就任式というイベントを控えて利益確定の流れが優勢となったものの、押し目買い意欲の強さも意識されている。 また、物色対象に広がりがみられないなか、ハイテク株の一角が堅調だった。米ネットフリックスの決算を受けた時間外の上昇により、米国市場では引き続きハイテク株への物色が意識されやすいところである。大統領就任式通過後はあらためて待機資金の流入もみられてくる可能性があるだろう。新興市場では直近IPO銘柄に値幅取り狙いの資金が集中していたが、大統領就任式通過後には物色対象に広がりがみられる可能性がありそうだ。また、再生エネルギー関連などは売り買いが交錯しているが、バイデン政権への期待から物色が再燃する可能性は期待されよう。 《CS》
関連銘柄 9件
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4568 東証プライム
4,435
11/22 15:30
-48(%)
時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17