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前場に注目すべき3つのポイント~目先的には27000円を固めに行く動きに

2021/1/6 8:46 FISCO
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~目先的には27000円を固めに行く動きに 6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:目先的には27000円を固めに行く動きに ■日清食HD、21/3上方修正 営業利益530億円←435億円 ■前場の注目材料:アイシン精機、サイバー組織、製品開発から安全対策 ■目先的には27000円を固めに行く動きに 6日の日本株市場は底堅さが意識される相場展開が見込まれる。5日の米国市場ではNYダウが167ドル高だった。売りが先行したが12月ISM製造業景況指数が2018年8月来の高水準を記録したため景気見通しの改善で上昇に転じ、その後もOPECプラスによる供給抑制合意を受けた原油価格の上昇がエネルギー関連株を支援し堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の27130円。円相場は1ドル102円60銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から若干ながら買い先行で始まろう。ジョージア州上院選決選投票が行われ、完全に織り込んでいるとは言えないものの、ある程度は「ブルーウェーブ」となる可能性を想定していると考えられる。米半導体株が軒並み上昇していることも安心感につながることから、いったんはアク抜け感も出てきそうである。 一方で、円相場が1ドル102円台半ばで推移しており、円高が重石となりやすいところ。また、日経225先物はナイトセッションで一時節目の27000円を割り込んでいることもあり、目先的には27000円を固めに行く動きになりそうである。27000円の攻防でとなれば売りを仕掛けてくる可能性もあるため、押し目買い意欲の強さを見極めたいところであろう。 物色の流れとしては米半導体株の上昇がハイテクセクターへの支援材料になる可能性があるほか、足元では米系証券からバリューセクターに対する格上げの動きが続いており、バリューシフトを意識したスタンスにもなりやすいところである。その他、原油相場が一時50ドルを回復していることもあり、エネルギー株の動向も注目されよう。また、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言発令を控えていることもあり、テレワーク関連などの動向も引き続き注目されやすいと考えられる。 その他、マザーズ指数は75日線レベルでの攻防をみせており、この抵抗線を突破してくるようだと、個人主体による中小型株物色が活発化してきそうである。 ■日清食HD、21/3上方修正 営業利益530億円←435億円 日清食HD<2897>は2021年3月期業績予想の修正を発表。売上高は従来の4860億円から5000億円、営業利益は435億円から530億円に上方修正した。新型コロナ感染拡大に伴う巣ごもり需要の増加で販売が拡大したことや、湖池屋を連結子会社化した影響等により前回予想を上回る見込み。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(30391.60、+167.71) ・ナスダック総合指数は上昇(12818.96、+120.51) ・シカゴ日経225先物は上昇(27130、大阪比+60) ・SOX指数は上昇(2837.17、+53.96) ・VIX指数は低下(25.34、-1.63) ・原油先物は上昇(49.93、+2.31) ・日銀のETF購入 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・アイシン精機<7259>サイバー組織、製品開発から安全対策 ・任天堂<7974>カナダ社買収、ゲームソフト開発加速 ・伊藤忠<8001>アンモニアの共同事業化調査 ・住友理工<5191>次世代対応推進で新部門、断熱材など開発効率化 ・コマツ<6301>ICT農機拡販、国内・アジアでスマート化 ・日揮HD<1963>原薬の連続晶析可能に、ノリタケと装置、溶液を均一混合 ・中北製作所<6496>バルブ検査デジタル化、重複入力省略し20%効率化 ・NTTデータ<9613>IOWN推進室を新設、25年500人体制 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:45 中・12月財新サービス業PMI(予想:57.9、11月:57.8) 《ST》
関連銘柄 9件
1963 東証プライム
1,318
11/22 15:30
+14.5(%)
時価総額 342,178百万円
日揮、日揮グローバルなどを傘下に収める持株会社。独立系。総合エンジニアリング業界で国内トップ。LNGプラント建設に強み。機能材製造事業も展開。配当性向30%目途。機能材製造事業では機能性塗料材の拡販図る。 記:2024/08/05
3,829
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 1,181,572百万円
即席麺大手。「チキンラーメン」や「カップヌードル」、「どん兵衛」など有力ブランド多数。海外開拓を強化。医薬品の研究開発も行い、冷凍食品や菓子、シリアルも展開。明星食品は傘下。国内外で伸長し、原料高こなす。 記:2024/06/05
5191 東証プライム
1,628
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 169,382百万円
防振ゴムやホース等の自動車用部品が主力。住友電工傘下。自動車用防振ゴムは世界トップシェア。自動車用ホースは国内トップシェア。26.3期売上高6200億円目標。自動車用品は新商品開発の加速などに取り組む。 記:2024/06/03
6301 東証プライム
4,116
11/22 15:30
+67(%)
時価総額 4,008,206百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6496 東証スタンダード
3,070
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 11,767百万円
流体制御装置メーカー。自動調節弁やバタフライ弁、遠隔操作装置の製造・販売等を行う。1930年創業。電力・造船各社などが主要取引先。バタフライバルブ等で国内トップシェア。発電プラント関連等で営業活動積極化。 記:2024/06/11
7259 東証プライム
1,614.5
11/22 15:30
-5.5(%)
時価総額 1,306,169百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。駆動ユニット、電動ウォーターポンプ、パワースライドドアで世界シェアトップクラス。トヨタ以外ではステランティス社などが得意先。政策保有株式のゼロ化、グローバル在庫の圧縮図る。 記:2024/09/02
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10