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個人投資家hina:「2021年の展望~注目の国策テーマ株はこれ!」【FISCOソーシャルレポーター】

2021/1/2 12:00 FISCO
*12:00JST 個人投資家hina:「2021年の展望~注目の国策テーマ株はこれ!」【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家hina氏(ブログ「hinaの株ブログ」の著者)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2020年12月21日15時に執筆 2021年はいよいよ共和党トランプ政権に代わり民主党バイデン政権がスタートします。4年前のトランプ大統領誕生では多くの人々が不安を抱きましたが結果的に株価は3万ドルの大台に達しました。バイデン大統領は選挙前にトランプ減税を撤廃し法人税を21%から28%に引き上げる政策を掲げています。 こうしたトランプ政権とは真逆な政策もこれから打ち出されようとしていますので、それに対して株価がどのように影響するかという点は注視しておくべきだと思います。 今後、ワクチン接種によって新型コロナウイルスが収束に向かうことになると、経済活動も徐々に元通りになって行きます。するとそれまでの異次元の金融緩和の出口戦略を考慮していくことになります。それが来年なのか、再来年なのかはコロナ収束や実体経済の復旧次第かなと思います。 米連邦準備理事会(FRB)の施策としていきなり引き締めはできないと思いますが、マーケットが出口戦略を意識して動く可能性も見据え、そこを念頭に置きながら慎重にトレードしていきたいと思います。 さて、バイデン政権は4年間で2兆ドル(約210兆円)に上る環境投資を公約しています。 当然のことながら再生可能エネルギー関連では今まで以上に太陽光電池製造装置のスマートグリッド(次世代送電網)関連が株式市場のテーマとなりそうです。 総合資源エネルギー調査会は再生可能エネルギーの普及に向けた課題を議論しています。 2050年の温暖化ガス排出量実質ゼロに向けて、電網の強化に注力していく方針です。 関連銘柄を記載しておきます▼ ■東光高岳<6617> 東証1部 電力流通システムメーカーです。私のメルマガでも注目しその後高値更新となりました。 電動自転車(EV)関連でもあり、急速充電器は世界的に設置が進んで行きますので、複数テーマを有する同社を引き続き注目しています。 ■昭和電線ホールディングス<5805> 東証1部 電線大手です。電力関連、情報通信、生活・環境などの分野を展開しています。こちらもまたEVの需要拡大を背景にワイヤハーネス事業を強化する方針です。 ■フジクラ<5803> 東証1部 電力や通信、光ケーブルが主力の 電線メーカーです。 米国の通信網整備により高速通信網の光ケーブルで高いシェアを持つ同社に期待が集まります。 設置場所や事故が起きたときの対応など課題は多いですが、来年はスマートグリッド(次世代送電網)がキーワードになってくるかなと見ています。 また国内では追加経済対策として (1)新型コロナ感染の拡大防止、(2)ポストコロナに向けた経済構造の転換、(3)防災・減災の国土強靱化の3分野を柱としています。個人的にはまだまだ、買い目余地のある国土強靭化関連銘柄をこれからは注視していくようにしていきたいと思っています。 その裾野は広いので有望銘柄の一例を紹介しておきます▼ ■日特建設<1929> 東証1部 特殊土木会社です。環境・防災、維持補修、都市再生関連の工事や、ダムや河川、道路等の土木工事を行っています。 ■ピーエス三菱<1871> 東証1部 建設会社です。大株主は三菱マテリアル。プレストレスト・コンクリートによる土木工事や建築工事を国内外で展開しています。 ■ショーボンドH<1414> 東証1部 NEXCOや官需専門工事に実績があり橋梁や道路、トンネル、港湾などの社会インフラの補修・補強の最大手です。 ■建設技術研究所<9621> 東証1部 大手建設コンサルタント会社です。河川や海岸、ダム、上下水道、道路等の調査、設計等のコンサルタント業務を行っています。 気候変動による水災害は増えています。歴史的と言われる災害が世界各国で起こり「治水」の重要性が高まっています。私も千葉に住んでおり台風の被害を受けました。 政府は防災・減災のための国土強靱化対策に5年間で15兆円程度の事業費を確保するとのこと。国策のひとつとして国土強靭化関連銘柄は意識しておきたいテーマです。 気になる注目銘柄は私のメールマガジン『hinaの株プレミアム』でも配信しています。 日々の個別株やマーケットについては『hinaの株ブログ』を読んでくださいね。 またYahooファイナンスの特設掲示板『ピストン西沢とhinaの投資部屋』では日々気になったニュースや個別銘柄について投稿しています。 ピストン西沢さんとは今年J-WAVEにて『RADIO PORTFOLIO』という番組を毎週水曜日に放送し、株式投資や気になるニュースについてお話し致しました。 現在は毎週水曜日に『ピスチャンネル』にて株のお話しをYouTube配信しております。 ラジオやYouTubeでお話ししたことやブログの更新情報などは、私のオフィシャルサイト「hinaの株 オフィシャルサイト」にて更新しております。 ----------- 執筆者名:hina ブログ名:hinaの株ブログ 《HH》
関連銘柄 7件
5,208
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 285,112百万円
構造物の総合メンテナンス会社のショーボンド建設を中核とする持株会社。橋梁や道路、トンネル、鉄道、港湾等の社会インフラの保守工事を行う。配当性向50%目安。中計では27.6期売上高1000億円目標。 記:2024/09/01
1,042
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 49,480百万円
大成建設傘下の総合建設企業。プレストレスト・コンクリート技術が強み。橋梁や耐震・免震に優れた建築構造物の建設に強い。国立競技場などで実績。土木事業では高速道路の大規模更新工事への対応強化に取り組む。 記:2024/06/24
1929 東証プライム
1,004
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 41,921百万円
麻生グループ傘下の建設会社。基礎工事や地盤改良工事などの特殊土木に強み。清水寺本堂の環境保全などでも実績。中期経営計画では26.3期PBR1.3倍以上目標。地盤改良工事、民間受注の拡大等に取り組む。 記:2024/06/24
5803 東証プライム
5,749
11/22 15:30
+162(%)
時価総額 1,700,916百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
5805 東証プライム
7,780
11/22 15:30
+350(%)
時価総額 239,834百万円
電線準大手。電線ケーブルや送電システム用電力機器、免震装置等を手掛ける。旧社名は昭和電線ホールディングス。アルミ架空送電線事業からの撤退を決定。27.3期営業利益150億円目標。海外事業の新展開等に注力。 記:2024/06/04
6617 東証プライム
2,036
11/22 15:30
+18(%)
時価総額 33,138百万円
東京電力系の電気機器メーカー。高岳製作所、東光電気が経営統合。受変電・配電用機器、スマートメーター等を手掛ける。EV急速充電器で国内販売台数トップ。EV急速充電サービス「aimaCHARGE」を投入。 記:2024/10/05
9621 東証プライム
4,740
11/22 15:30
-115(%)
時価総額 67,114百万円
国内初の建設コンサルタント会社。1945年創業。河川分野のコンサルタントに強み。国土交通省などが主要取引先。沖縄県の伊良部大橋などで実績。業績は1Qに偏重する傾向。事業構造変革、生産システム改革等を図る。 記:2024/08/10