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後場に注目すべき3つのポイント~見送りムード強いが「掉尾の一振」へ期待感

2020/12/28 12:52 FISCO
*12:52JST 後場に注目すべき3つのポイント~見送りムード強いが「掉尾の一振」へ期待感 28日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、見送りムード強いが「掉尾の一振」へ期待感 ・ドル・円は底堅い、103円半ばでもみ合い ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位が中外製薬<4519> ■日経平均は反発、見送りムード強いが「掉尾の一振」へ期待感 日経平均は反発。114.42円高の26771.03円(出来高概算4億7748万株)で前場の取引を終えている。 前週末の米国株式市場は休場だった。今日の東京株式市場は買いが先行した。新型コロナワクチンへの期待感が継続していることに加え、前場の取引時間中に、トランプ米大統領が経済対策法案に署名したと伝えられたことなどが株価支援要因となった。一方、新型コロナ変異種の拡大を受け、政府が外国人の新規入国を停止すると発表するなど、経済活動正常化の遅れが懸念され株価の重しとなったが、見送りムードが強い中ではあるが「掉尾の一振」へ期待感が継続した。 個別では、多要素認証義務付け方針との報道を材料視したショーケース<3909>がストップ高まで買われ、21年3月期純利益予想を上方修正した松尾電機<6969>、水素を利用した製鉄設備を欧州に建設すると報じられた三菱重<7011>、株主優待制度の新設を発表した日工<6306>が上げた。また、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>などの半導体関連株や、村田製<6981>、TDK<6762>などの電子部品株なども堅調だった。 一方、中間期営業利益が前年同期比10.6%増と第1四半期段階の同23.0%増から増益率が縮小したTAKARA & COMPANY<7921>、信用取引に関する臨時措置が発表された土屋HD<1840>、21年2月期第3四半期が好決算となったが目先材料出尽くし感が先行したニトリHD<9843>、オークワ<8217>、あさひ<3333>、平和堂<8276>、21年5月期売上高を下方修正したWNIウェザー<4825>、連結子会社で不適切な会計処理が判明したと発表したシャープ<6753>、個人情報などグループで最大148万件超が流出した可能性があると発表した楽天<4755>が下げた。 セクターでは、パルプ・紙、電気・ガス業、陸運業、精密機器、その他金融業などが値上がり率上位。一方、空運業、鉱業、海運業、不動産業、鉄鋼などが値下がり率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の40%、対して値下がり銘柄は53%となっている。 今年の相場も今日を含め、あと3日。来年の相場を占う意味で、今年の相場を少し振り返ってみる。今回は東証33分類の業種を使い、業種別の株価推移を見てみる。 まず、今年の年初来安値から先週末までの上昇率。最も上昇したのは「海運業」。上昇率は100.8%。安値から2倍になったということだ。コロナショックの後、中国中心に「モノ」が逸早く動いたことが反映されているのだろう。2位が「電気機器」。好業績株や半導体関連株などが牽引したと見られる。3位は「その他製品」。任天堂などが含まれる。4位は「機械」。これも中国の景気回復の恩恵が大きいのだろう。5位は「非鉄金属」。非鉄金属価格の上昇などが反映されていると思われる。6位は「サービス業」。今年はコロナ対応や新常態へ向けたサービスが一斉に開花した。 一方、年初来安値からの上昇が最も小さかったのは、「空運業」。「モノ」は動いたが「人」は動かず、同じ運輸でも「海」と「空」で明暗を分けた。2位が「石油・石炭製品」。クリーンエネルギー拡大機運の高まりも逆風になったようだ。3位が「電気・ガス業」。想定以上の原油価格上昇が背景かもしれない。4位が「陸運業」。「空」同様、人の移動制限が強い逆風だった。5位が「鉱業」。これも環境意識の高まりで敬遠されがちな業種となったようだ。 日々の動きからは趨勢が見えにくい業種別の株価だが、上記のように年間を通してみると、後講釈ではあるが「なるほど」という値動きをしている。この件、もう少し掘り下げると別の側面が見えてきそうな気もする。さらに分析し、次の機会に考えてみたい。 さて、後場の東京株式市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。前場の取引時間中にトランプ米大統領が経済対策法案に署名したと報じられたが、直後の株価の反応は限定的。年末株高への期待は強いものの、後場に上値を追うには材料不足だろう。一方、新型コロナ変異種への警戒感は強いが、これも後場に安値を売る手掛かりにはなりにくい。「掉尾の一振、ありやなしや」の判断は、今晩の海外市場の動向を確認した後になりそうだ。 ■ドル・円は底堅い、103円半ばでもみ合い 28日午前の東京市場でドル・円は底堅い。日経平均株価の堅調地合いで日本株高を好感した円売りに振れ、ドルを押し上げた。また、仲値にかけて国内勢による買いが入り、ドルは一時103円60銭台に浮上。ただ、材料難で積極的な買いは手控えられ、ドルの一段の上昇は抑えられた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は103円46銭から103円64銭、ユーロ・円は126円21銭から126円47銭、ユーロ・ドルは1.2187ドルから1.2208ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・セキド<9878>、ショーケース<3909>など、8銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位が中外製薬<4519> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「経済対策法案について朗報」 ・日銀金融政策決定会合・主な意見(12月17-18日) 「資金繰り支援策の延長について利便性の向上など内容面の拡充で検討すべき」 「より効果的で持続的な金融緩和を実施するめの点検が重要」 【経済指標】 ・日・11月鉱工業生産速報値:前月比0.0%(予想:+1.2%、10月:+4.0%) <国内> 特になし <海外> ・休場:豪、NZ、英、カナダ(ボクシングデー振替休日) 《HH》
関連銘柄 20件
1840 東証スタンダード
233
5/2 15:00
-1(%)
時価総額 6,006百万円
北海道地盤の住宅メーカー。積雪寒冷地域の高気密・断熱住宅に強み。リフォームや不動産仲介・売買も。住宅事業は黒字転換。販管費の減少等により、23.10期通期は大幅営業増益。24.10期は大幅増益計画。 記:2024/02/04
3333 東証プライム
1,403
5/2 15:00
-22(%)
時価総額 36,816百万円
大手自転車専門店チェーン。都市近郊で、大型専門店「サイクルスペースあさひ」を全国展開する。中古自転車も扱う。EC事業を拡大。24年2月期は価格改定やEC強化が寄与も、仕入れコストの上昇等が影響した。 記:2024/04/10
3909 東証スタンダード
308
5/2 15:00
+2(%)
時価総額 2,639百万円
Webサイト最適化サービス、オンライン本人確認/eKYCサービスなどのDXクラウド事業が主力。広告・メディア事業等も。DXクラウド事業は堅調。23.12期通期は2桁増収。24.12期は黒字転換計画。 記:2024/02/23
4519 東証プライム
5,094
5/2 15:00
+68(%)
時価総額 8,553,121百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4755 東証プライム
752.2
5/2 15:00
-2.8(%)
時価総額 1,550,292百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、クレジットカード、銀行、証券、モバイルをグループ展開。インターネットサービスは堅調。販促奏功で国内ECは取扱高が拡大。23.12期通期は増収。 記:2024/02/25
4825 東証プライム
4,605
5/2 15:00
+5(%)
時価総額 54,542百万円
交通機関などに気象情報を提供。個人向けに気象コンテンツの配信なども。24.5期上期は個人向けや防災・輸送向けが好調。海運向けも底堅い。だが人件費増や通信費増が利益の重石に。通期では最高純益・増配を見込む。 記:2024/02/08
6306 東証プライム
737
5/2 15:00
-2(%)
時価総額 29,480百万円
アスファルトやコンクリートを生成するプラント機械を手掛ける。アスファルトプラントで国内トップシェア。コンクリートプラント関連事業は2桁増収。国内製品売上などが増加。売上原価減少。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/02/24
6753 東証プライム
834.5
5/2 15:00
+6.5(%)
時価総額 542,765百万円
大手電気機器メーカー。台湾の鴻海精密工業グループ。液晶パネルやテレビ、スマホ、白物家電等を製造、販売する。液晶パネルが主力事業。今期3Q累計はPCやタブレット、スマホ向け液晶ディスプレイが足踏みとなった。 記:2024/02/29
6762 東証プライム
6,943
5/2 15:00
-218(%)
時価総額 2,699,244百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,107
5/2 15:00
-35(%)
時価総額 3,912,825百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
40,670
5/2 15:00
+920(%)
時価総額 3,834,612百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6969 東証スタンダード
529
5/2 15:00
+6(%)
時価総額 1,698百万円
電子部品メーカー。タンタルコンデンサやフイルムコンデンサ、回路保護素子などを製造販売。ESGの取組みを推進。京都府が地球温暖化対策条例に基づく優良事業者として表彰。タンタルコンデンサ停滞し3Q累計は一服。 記:2024/02/23
6981 東証プライム
2,798
5/2 15:00
-77.5(%)
時価総額 5,672,786百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7011 東証プライム
1,413.5
5/2 15:00
+21(%)
時価総額 4,768,651百万円
国内最大の総合重機械メーカー。火力発電プラントで世界トップクラス。造船事業や米ボーイング向け機体製造等も。エナジー部門は受注好調。原子力発電システムの受注増などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/08
7921 東証プライム
2,615
5/2 15:00
+9(%)
時価総額 34,395百万円
ディスクロージャーとIR専門の情報加工会社。上場会社・IPO予定会社の情報開示サポートに強み。通訳・翻訳サービスも展開。統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」に注力。業容好調で中間期は増収増益。 記:2024/01/25
8035 東証プライム
35,010
5/2 15:00
+70(%)
時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8217 東証プライム
945
5/2 15:00
+8(%)
時価総額 42,749百万円
スーパーマーケットチェーン。和歌山県を地盤に、近畿や中部で「オークワ」や「スーパーセンター」等を展開。外食のオークフーズは伸び悩むが、スーパーマーケット事業は売上増。24.2期3Q累計は小幅増収。 記:2024/02/03
8276 東証プライム
2,457
5/2 15:00
-7(%)
時価総額 129,106百万円
滋賀県地盤の食品スーパー。飲食店や書店の経営も。中国で展開の百貨店は不採算店舗を閉鎖して1店舗体制に。24.2期3Q累計は外出需要回復や客数増、一品単価上昇で増収確保。販管費抑制も効いて増収・二桁増益に。 記:2024/03/10
9843 東証プライム
20,905
5/2 15:00
+205(%)
時価総額 2,392,431百万円
家具・インテリア最大手。企画、製造、物流、販売の一貫体制を構築。商品の8割超を自社開発し、9割超を海外調達。富士通の配送最適化技術を活用した配送ルート作成の運用を開始。業容好調で3Q累計は増収・増益。 記:2024/02/09
9878 東証スタンダード
822
5/2 15:00
+42(%)
時価総額 1,677百万円
ブランド品セレクトショップ「LoveLove」を展開。宝飾品やバッグ、時計、衣料品など国外でブランド品を買い付け、割安に販売。公式ECサイトでのセール企画に注力。美容事業好調で、3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/02/04