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ひとまず利益確定を優先させる流れが強まる【クロージング】

2020/12/22 16:37 FISCO
*16:37JST ひとまず利益確定を優先させる流れが強まる【クロージング】 22日の日経平均は大幅に続落。278.03円安の26436.39円(出来高概算10億7265万株)で取引を終えた。英国で感染力の強い新型コロナ変異種の出現によるロックダウン(都市封鎖)が重石となるなか売り先行で始まった日経平均は前場こそ25日線レベルでの底堅さがみられていたが、後場に入り日銀のETF買い入れへの思惑が意識されるものの戻りは鈍く、グローベックスの米株先物の弱い値動きから次第に利益確定の流れが強まる格好となった。また、中小型株についてはIPOが好調ながらも他の中小型株に物色が広がる流れにならず、マザーズ指数が後場一段安となったこともセンチメントを冷ます一因となった。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が2000を超えており全体の9割を占めている。セクターでは東証33業種すべてが下げており、鉱業、海運、鉄鋼、非鉄金属、石油石炭、パルプ紙、その他金融の弱さが目立つ。半面、ゴム製品、精密機器、食料品、医薬品が小幅な下げとなった。指数インパクトの大きいところではソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、エムスリー<2413>、ソニー<6758>、富士フイルム<4901>、TDK<6762>が軟調。一方で、ファーストリテ<9983>、キッコーマン<2801>、アドバンテスト<6857>、中外薬<4519>が小じっかり。 前場引けのTOPIXは0.88%の下落だったこともあり、日銀のETF買い入れが入っているとみられるが、それに向かう形で引けにかけてインデックス売りが出ており、指数を下押す格好となった。日経平均は25日線レベルでの底堅さが意識されていたこともあり、若干の押し目買いもあったと考えられるため、戻りの鈍さがより引けにかけてのポジション解消に伴う売りにつながったようである。東証1部の売買代金は辛うじて2兆円を上回っているものの市場参加者が限られており、より引けにかけてのインデックス売りの影響が目立つ形となった。 また、東証全体の売買代金上位にはウェルスナビ<7342>、バルミューダ<6612>、ヤプリ<4168>、KaizenPF<4170>などIPO銘柄が入っている。マザーズ市場においては上位10社のうち7社がIPO銘柄となっており、利益確定の資金を含めて他の銘柄にシフトしていない状況であり、クリスマスムードといったところであろう。海外勢の資金流入が減少する中で個人主体の売買においてもIPO銘柄にとどまるようだと、ひとまず利益確定を優先させる流れが強まりやすいだろう。 《CS》
関連銘柄 14件
2413 東証プライム
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6/28 15:00
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時価総額 1,041,142百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
2801 東証プライム
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6/28 15:00
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時価総額 1,806,507百万円
しょうゆメーカー最大手。しょうゆに加え、つゆやたれ、トマト加工品、缶詰等の食品、野菜飲料や豆乳の飲料、酒類を製造、販売する。今期3Q累計は国内のしょうゆや食品が堅調に推移した。海外も食品が堅調だった。 記:2024/04/07
4168 東証グロース
717
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-7(%)
時価総額 9,027百万円
ノーコードのアプリ開発プラットフォーム「Yappli」、顧客管理システム「Yappli CRM」を提供。解約率は低水準維持。販管費減少。23.12期通期は営業黒字転換。24.12期は最終黒字転換計画。 記:2024/03/31
237
6/28 15:00
-2(%)
時価総額 3,956百万円
動画制作・活用クラウドや顧客体験改善ツールの提供を通じて顧客のDX化を支援。コンサルからの展開に強み。トランスフォーメーション部門はM&A効果で売上伸長。営業外収益増。23.12期通期は経常黒字転換。 記:2024/03/31
4519 東証プライム
5,716
6/28 15:00
-83(%)
時価総額 9,597,496百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
3,762
6/28 15:00
+22(%)
時価総額 4,679,465百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6612 東証グロース
1,255
6/28 14:58
-15(%)
時価総額 10,521百万円
家電のファブレスメーカー。トースターやケトル、炊飯器、オーブンレンジ等のキッチン家電、空調関連、照明、オーディオを開発、販売する。23年12月期は4Qが回復も、原材料価格の高騰や急激な円安等が影響した。 記:2024/03/09
6758 東証プライム
13,640
6/28 15:00
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時価総額 17,201,158百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6762 東証プライム
9,865
6/28 15:00
-9(%)
時価総額 3,835,236百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
6,425
6/28 15:00
+187(%)
時価総額 4,922,636百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7342 東証グロース
1,508
6/28 15:00
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時価総額 88,568百万円
全自動で資産運用をするロボアドバイザーサービス「ウェルスナビ」を運営。20~50代の勤労世代が主要顧客。預かり資産1兆1000億円を突破。運用者数の増加や入金好調で、23.12期実績は増収・大幅営業増益。 記:2024/03/23
8035 東証プライム
34,900
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時価総額 16,459,992百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,560
6/28 15:00
+70(%)
時価総額 12,907,044百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
10,390
6/28 15:00
+255(%)
時価総額 17,901,492百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17