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利益確定の流れが強まる可能性があるが27000円タッチに現実味【クロージング】

2020/12/9 16:32 FISCO
*16:32JST 利益確定の流れが強まる可能性があるが27000円タッチに現実味【クロージング】 9日の日経平均は4営業日ぶりに反発。350.86円高の26817.94円(出来高概算10億9609万株)で取引を終えた。米食品医薬品局(FDA)が10日の会合を控え、ファイザー開発の新型コロナウイルスワクチンの有効性に良好な見解を示したことを好感した米国市場の流れを受けて26500円を回復して始まった。寄り付き後も強い値動きをみせており、前場半ばには26800円に迫る上昇をみせるなど、前日に26500円を割り込んでいたこともあり、買い戻しの動きが強まったようである。また、後場に入るとMBOに関する報道が伝わったソフトバンクG<9984>が急伸し日経平均を押し上げており、後場寄り付き直後に26826.78円まで上昇する場面がみられている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1400を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは空運、非鉄金属、海運、パルプ紙、機械、精密機器が堅調。半面、証券、石油石炭、電力ガスが小安い。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクGが日経平均を約85円押し上げたほか、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、オリンパス<7733>、信越化<4063>などが堅調。一方でエムスリー<2413>、KDDI<9433>、東エレク<8035>が冴えない。 出来高は10億株台と薄商いであり、週末のメジャーSQを控えて先物市場ではロールオーバー中心の商いとなるなかではあったが、前日までの弱い値動きに対して積み上がっていたショート筋の買い戻しが強まったようである。先物市場では直近で26300円台を仕掛けてくる動きが何度かみられていたが下げ切れず、反対にワクチン承認や追加経済対策への期待を背景とした米国株の強い動きにより、買い戻しに向かわせた格好だろう。メジャーSQを控えた売買が中心であることから積極的にポジションを傾ける流れになりづらいところであり、薄商いの中でよりインパクトを与えた格好のようだ。 グローベックスのNYダウ先物は100ドル高程度で推移しており、米国市場の上昇も期待されるところである。NYダウは3万ドルを固める動きをみせていることもあり、ワクチン供給や経済対策が合意となれば、もう一段の上昇をみせてくる可能性もあるだろう。日経平均は27000円接近では利益確定の流れが強まる可能性があるほか、メジャーSQ通過後の需給変化を見極めたいことから引き続き慎重姿勢にはなりやすい。また、物色については引き続き政策期待の大きいテーマ株での循環物色が続こう。 《CN》
関連銘柄 10件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17