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今日の為替市場ポイント:欧米におけるウイルス感染再拡大を警戒して円売り抑制も

2020/11/12 8:48 FISCO
*08:48JST 今日の為替市場ポイント:欧米におけるウイルス感染再拡大を警戒して円売り抑制も 11日のドル・円は、東京市場では105円01銭から105円44銭まで反発。欧米市場では、105円36銭から105円68銭まで上昇し、105円44銭で取引終了。本日12日のドル・円は、主に105円台で推移か。欧米におけるウイルス感染の再拡大を警戒して、リスク選好的な円売りは抑制される見込み。 報道によると、トランプ大統領の陣営は11日、不正選挙を理由に、ミシガン州で選挙結果の不承認などを求める訴訟を連邦地裁に提訴した。不正選挙を巡って宣誓供述書が多数寄せられており、全ての票が適正に集計されるまで選挙結果を承認すべきではないと主張している。これに対してミシガン州の報道官は、「訴訟を起こしても真実は変わらず、ミシガン州の選挙は公正、安全かつ透明性ある形で実施されている」と反論している。 ただ、ジョージア州は全ての票を手作業で再集計すると表明した。報道によると、ラッフェンスパーガー州務長官は「得票差が僅差であるため、全て手作業で再集計せざるを得ない」と述べている。再集計の期限は11月20日となっている。米大統領選挙におけるバイデン候補の勝利は正式に確定していないが、投票の再集計が4ないし5の州で行われた場合、選挙結果が異なる可能性はゼロではないため、米国の政治不安が再び高まる可能性は残されている。 《FA》