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注目銘柄ダイジェスト(前場):ティアンドエス、鈴木、ディーエヌエーなど

2020/11/11 12:16 FISCO
*12:16JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ティアンドエス、鈴木、ディーエヌエーなど 富士フイルム<4901>:5630円(+209円) 大幅反発。前日に第2四半期の決算を発表、営業利益は361億円で前年同期比34.3%減益となったが、市場予想は50億円程度上回る着地に。ヘルスケアの収益拡大が上振れ要因とみられる。通期予想は、新型コロナのマイナス影響を上乗せする一方で、従来の1400億円から1430億円、前期比23.4%減に上方修正している。ヘルスケアでの優位性を生かしたセクター内での業績の底堅さを評価する動きになっているようだ。 太平洋セメ<5233>:2909円(+271円) 大幅続伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は261億円で前年同期比16.3%増益となり、従来予想の165億円を大幅に上回る着地になっている。市場コンセンサスも60億円程度上振れている。米国を中心とした海外販売の好調、国内事業の収益改善などが背景とみられる。通期予想は従来の550億円から630億円にまで上方修正、一転しての増益見通しとなっている。住友大阪セメントとの比較でも業績の底堅さが意識される形に。 カシオ計<6952>:2064円(+232円) 大幅続伸。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業損益は54億円の黒字で、4-6月期12億円の赤字から黒字転換となった。市場予想も20億円程度上回る着地になっている。懸念されていた中国の時計事業が順調に回復している。通期予想は従来の60億円から100億円に上方修正しているほか、事業構造改革の実施などにより、22年3月期は320億円を目指すとしている。 シンバイオ製薬<4582>:384円(+20円) 大幅に反発。20年12月期第3四半期累計(20年1-9月)の営業損益を31.42億円の赤字(前年同期は35.36億円の赤字)と発表している。抗がん剤トレアキシンの製品販売などが伸長したほか、研究開発費を中心に販管費が減少したことから赤字幅が縮小した。また、自社による販売体制の構築を完了させ、来期の国内事業黒字化に向けて着実に進展しているとしている。通期予想は45.92億円の赤字で据え置いた。 鈴木<6785>:861円(+150円) ストップ高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は7.7億円で前年同期比2倍の水準となっている。電子機器向け部品がスマホ向け需要増で好調推移のほか、自動車電装向け部品も回復基調となっているようだ。医療関連装置や車載関連装置などの自動機器も堅調に推移。未定としていた業績予想も公表、通期では19.4億円で前期比11.8%増益の見通しに。想定外の2ケタ増益見通しに見直しの動きが進む格好へ。 ディーエヌエー<2432>:2090円(+257円) 大幅反発。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は83億円で前年同期比3.1倍となり、25億円程度の市場予想を大幅に上回った。スマホゲーム「スラムダンク」のヒットによるゲーム事業の好調、巣ごもり需要によるライブストリーミングアプリの伸長などが大幅増益決算の背景、入場制限緩和による横浜球場の観客動員回復などが想定比上振れの要因となったようだ。 JTOWER<4485>:7940円(+500円) 7930 +490 大幅に反発。21年3月期の営業利益を従来予想の1.50億円から3.00億円(前期実績0.69億円)に上方修正している。大型施設内での携帯インフラのシェアリングを行う国内IBS事業が想定よりも順調に進んでいることに加え、リモートワークの実施や採用の後ずれで経費が減少しており、利益が上振れる見通し。第2四半期累計(20年4-9月)の営業利益は1.87億円(前年同期実績0.10億円)で着地した。 ティアンドエス<4055>:13760円(+2510円) 大幅に反発。30日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位あたりの金額を引き下げ、株式の流動性向上と投資家層の拡大を図ることが目的。効力発生日は12月1日となるため、20年11月期の期末配当は分割前の水準(予想額は13.00円)となる。同社株は前日に急落しており、値頃感からの買い戻しも入っているようだ。 《ST》
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6785 東証プライム
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時価総額 268,071百万円
「G-SHOCK」シリーズなどの時計事業、関数電卓や電子辞書などのEdTech事業が柱。電子ピアノなどの電子楽器、電子文具等も。関数電卓は世界で高シェア。時計事業では直営店、直販ECビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29