マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,085.80
-375.12
暗号資産
FISCO BTC Index
4/26 21:11:52
10,086,650
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

買い戻しのほかヘッジ対応による買いを迫られた上昇【クロージング】

2020/11/9 16:06 FISCO
*16:06JST 買い戻しのほかヘッジ対応による買いを迫られた上昇【クロージング】 9日の日経平均は大幅に続伸。514.61円高の24839.84円(出来高概算12億2787万株)で取引を終えた。米大統領選については民主党のバイデン氏が勝利宣言を行ったことから、大統領選に関する不透明感はひとまず後退した格好となった。ギャップアップから24500円を上回って始まった日経平均は、2018年10月のザラ場高値を明確に上回って始まり、その後も指数インパクトの大きい値がさ株がけん引する格好から上げ幅を拡大。グローベックスの米株先物が大きく上昇していることが支援材料となり、後場には一時24962.80円と25000円に迫る場面がみられた。その後はこう着感が強まったものの高値圏での強い値動きが続いた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは非鉄金属の上昇率が3%を超えたほか、精密機器、情報通信、海運、輸送用機器、サービス、機械が堅調。半面、空運の下落率が5%を超えており、医薬品、鉱業、繊維、陸運が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、エムスリー<2413>、東エレク<8035>、バンナムHD<7832>が堅調となり、上位5銘柄で日経平均を約280円近く押し上げている。一方でエーザイ<4523>が大幅に下落しており、約87円の重荷となった。 バイデン氏勝利を受けた上昇から24500円を意識した展開が想定されていたが、寄り付き時点でこの水準を明確に突破しており、売り方の買い戻しの流れが強まったとみられる。上昇ピッチの速さからは積極的な買いポジションを積み上げたというよりは、買い戻しのほか、ヘッジ対応による買いを迫られた上昇のようである。一気にトレンドが強まる場面においては日経225型の売買が中心になりやすく、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をよりけん引する形となっている。 日経平均は25000円に迫る上昇により、さすがに過熱感は意識されやすいところであろう。ただし、米国ではバイデン氏勝利によるご祝儀相場が意識されやすく、年末ラリーへのムードも固まりやすいところである。また、ショート筋によるカバー中心の売買のためピーク感は感じられず、週末にオプションSQを控えていることもあり、改めてショートポジションを積み上げてくる動きも考えづらいところである。 なお、マザーズ指数は強い値動きとはなったが、引き続き25日線が上値抵抗線として意識されている。今週は中小型の決算発表がピークを迎えることもあり、決算を手掛かりとした物色から、25日線突破がみられるかが注目されるところである。跳ね返されるようだと、時価総額の大きい主力銘柄へは戻り待ちの売り圧力が強まる可能性がありそうだ。 《CN》
関連銘柄 6件
2413 東証プライム
1,877.5
4/26 15:00
-5.5(%)
時価総額 1,274,695百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
4523 東証プライム
6,240
4/26 15:00
-19(%)
時価総額 1,850,578百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
2,929
4/26 15:00
-9.5(%)
時価総額 1,950,714百万円
玩具・模型やゲームが主力。アミューズメント施設運営も。IP活用に強み。24.3期3Q累計は新作オンラインゲームが低調で評価損計上。ゲーム開発の見直しに伴う処分損も響く。4Qに東映アニメ株売却特益を計上へ。 記:2024/02/15
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10