マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,239.66
+153.86
暗号資産
FISCO BTC Index
4/28 2:31:29
9,963,279
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~商い膨らみづらく短期的な売買に振らされやすい需給状況

2020/10/30 8:56 FISCO
*08:56JST 前場に注目すべき3つのポイント~商い膨らみづらく短期的な売買に振らされやすい需給状況 30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:商い膨らみづらく短期的な売買に振らされやすい需給状況 ■ファナック、2Q営業利益34.1%減 323億円、通期見通しを上方修正 ■前場の注目材料:三井不動産、東大・藤田卓越教授、「三井リンクラボ柏の葉」に拠点 ■商い膨らみづらく短期的な売買に振らされやすい需給状況 30日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。29日の米国市場ではNYダウが139ドル高と反発。7-9月期GDP速報値が4-6月期の過去最大の落ちこみから予想以上の回復を示し過去最大の伸びを記録したほか、週次新規失業保険申請件数も予想以上に減少し回復期待が広がったことに加え、新型コロナウイルスの治療薬やワクチン開発期待などが材料視されている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円安の23300円。円相場は1ドル104円60銭台で推移している。 米国市場の反発の流れは材料視されるが、米国市場では前半はリスクオン状態であったが、半ばあたりからリスクオフの地合いとなり、やや売り圧力が強まったようにみられる。この流れからシカゴ先物は23360円まで上昇する場面がみられたものの、引けにかけて弱含みとなり、日中比ではマイナスとなっている。週末要因で積極的な売買は手控えられやすいなか、来週には米大統領選挙が控えていること、さらに来週は11月3日が祝日となるため、ポジション調整による売買が中心になりそうである。 昨日はギャップスタート後に底堅さが意識されていたが、ショート筋のカバーによる影響のほか、日銀のETF買い入れに伴う需給インパクトの影響が大きいだろう。先物市場ではクレディスイスがショートカバーとみられる動きであったが、原油相場の弱さなどから短期的とはいえ売り仕掛けの動きが出やすいだろう。模様眺めムードの中で売買は膨らみづらいため、先物主導による短期的な売買に振らされやすい需給状況であることは認識しておきたいところである。また、グローベックスの米株先物は弱い値動きをみせていることもあり、売り方にとっては仕掛けやすいところ。 なお、昨日はソニー<6758>が決算評価の流れから終日堅調だったが、本日はファナック<6954>の上方修正が好材料視されやすく、日経平均の下支えとして意識されやすい。また、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの決算評価の動きも注目されやすい。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が底堅い動きをみせてくるようであれば、売り仕掛け後のカバーも早いだろう。 ■ファナック、2Q営業利益34.1%減 323億円、通期見通しを上方修正 ファナック<6954>が発表した第2四半期決算は、売上高は前年同期比11.7%減の2304.11億円、営業利益は同34.1%減の323.21億円だった。コンセンサス(250億円程度)を上回る。あわせて通期業績予想の修正を発表。売上高は従来の4233億円から前期比1.1%減の5025億円、営業利益は385億円から3.3%減の854億円に上方修正している。中国でのIT機器の増産対応や自動車の生産再開に伴う需要で、減益幅が大きく縮小する。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(26659.11、+139.16) ・ナスダック総合指数は上昇(11185.59、+180.73) ・1ドル104円60-70銭 ・SOX指数は上昇(2283.65、+60.67) ・VIX指数は低下(37.59、-2.69) ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・三井不動産<8801>東大・藤田卓越教授、「三井リンクラボ柏の葉」に拠点 ・TPR<6463>イスラエル社に出資、新型エンジン事業化で協力 ・日立<6501>生体認証で本人確認・キャッシュレス決済実現するクラウド基盤提供 ・マクセルHD<6810>リチウム電池積層ラミネート事業を古河電池に売却 ・日産自<7201>タイで2000人雇用、輸出用HV伸長、体制整備 ・スズキ<7269>印・4輪車子会社、累計生産100万台達成 ・日野自<7205>電動化戦略の基本方針提示 ・日立金属<5486>撤退・成長の中計“再策定”、医療・エコカーなどに照準 ・三井化学<4183>ICTで新事業、複数部署間の連携グループ立ち上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 10月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.5%、9月:+0.2%) ・08:30 9月有効求人倍率((予想:1.03倍、8月:1.04倍) ・08:30 9月失業率(予想:3.1%、8月:3.0%) ・08:50 9月鉱工業生産速報値(前月比予想:+3.0%、8月:+1.0%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 13件
4183 東証プライム
4,383
4/26 15:00
+84(%)
時価総額 897,481百万円
大手総合化学メーカー。ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICTなど4事業を展開する。ケメガネレンズ材料やフォトマスク防塵カバーで世界シェアトップ。今期3Q累計は需要低迷が販売に影響した。子会社も売却した。 記:2024/04/14
5486 東証プライム
2,177
12/28 15:00
-3(%)
時価総額 933,724百万円
高機能材料メーカー。高級特殊鋼、希土類磁石、素形材製品が柱。23.3期1Qは需要回復。通期でも収益好転を見込む。米国ファンドが遅延していたTOBを開始。TOB価格は2181円。TOB成立ならば上場廃止に。 記:2022/10/15
6463 東証プライム
2,278
4/26 15:00
-19(%)
時価総額 79,958百万円
独立系の自動車部品メーカー。ピストンリングやシリンダライナなどのエンジン部品に強み。EV関連部品の開発を強化中。24.3期3Q累計は客先の増産が追い風。値上げ進展や円安も利益に効く。総還元性向は3割目安。 記:2024/04/08
6501 東証プライム
13,475
4/26 15:00
+240(%)
時価総額 13,051,508百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6758 東証プライム
12,770
4/26 15:00
+10(%)
時価総額 16,104,017百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6810 東証プライム
1,508
4/26 15:00
+4(%)
時価総額 80,440百万円
リチウムイオン電池やレンズ成形品、家電、粘着テープなどを展開。LEDヘッドランプレンズ等で高シェア。ライフソリューション部門は黒字転換。海外生産拠点の生産性向上などが寄与。24.3期2Qは大幅増益。 記:2024/01/16
6857 東証プライム
5,389
4/26 15:00
+47(%)
時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,528
4/26 15:00
+73(%)
時価総額 4,571,229百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7201 東証プライム
549
4/26 15:00
+2.3(%)
時価総額 2,317,173百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7205 東証プライム
452.3
4/26 15:00
-10.3(%)
時価総額 259,883百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。今期3Q累計は国内販売台数が増加も、原材料価格の高騰や一時費用が重し。 記:2024/03/11
7269 東証プライム
1,814.5
4/26 15:00
+24(%)
時価総額 3,564,741百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8801 東証プライム
1,569.5
4/26 15:00
+55(%)
時価総額 4,411,290百万円
大手不動産会社。オフィスビルや商業施設の賃貸を主力に、マンションや住宅の分譲、不動産仲介、管理、ホテルやリゾート施設の運営も行う。今期3Q累計は売上高、利益ともに過去最高を更新した。賃貸と施設営業が増加。 記:2024/04/01