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ポジションをクローズする中での需給変動といったところ【クロージング】

2020/10/29 16:14 FISCO
*16:14JST ポジションをクローズする中での需給変動といったところ【クロージング】 29日の日経平均は4日続落。86.57円安の23331.94円(出来高概算10億1237万株)で取引を終えた。欧州ではフランス全土で2度目の外出制限が導入されたほか、ドイツでも部分的な都市閉鎖を発表するなど欧米の新型コロナウイルス感染拡大が嫌気されギャップスタートとなった。しかし、23200円を割り込んで始まった日経平均は、寄り付きの23170.76円を安値に下げ幅を縮める展開となり、後場は日銀のETF買い入れへの思惑等もあって後場半ばには23374.10円まで下げ幅を縮めている。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは証券、陸運、石油石炭、電力ガス、倉庫運輸が冴えない。半面、ソニー<6758>の決算評価の流れもあって電気機器が上昇率トップ。輸送用機器、不動産、医薬品が小じっかり。指数インパクトの大きいところではファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が冴えない展開となり、2社で日経平均を約60円押し下げている。一方でソニーが終日堅調だったほか、東エレク<8035>、TDK<6762>がしっかり。 ギャップスタート後は底堅さが意識されていたが、押し目買いの流れが強まったというよりは、23000円接近でショート筋の買い戻しに伴うポジションクローズの流れといったところであろう。相対的に日本株の底堅さを指摘する声が聞かれているが、基本的には米大統領選などの重要イベントのほか、決算本格化で積極的な売買は手控えられている状況であり、ポジションをクローズする中での需給変動といったところであろう。また、本日は日銀のETF買い入れが行われた可能性もあり、需給の下支えとなったようである。 もっとも、ソニーが素直に決算を評価されて終日堅調に推移するなど、全体が狼狽売りに押される流れになっているわけではなく、市場は冷静な対応をみせている。明日は週末要因に加えて米大統領選の結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすく、引き続きこう着感の強い相場展開に向かいやすい。需給調整に伴う変動はみられそうだが、大きくトレンドが出る可能性はなく、決算を手掛かりとした個別物色が中心になりそうである。 《CN》
関連銘柄 5件
6758 東証プライム
12,985
3/29 15:00
+55(%)
時価総額 16,375,150百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6762 東証プライム
7,481
3/29 15:00
+89(%)
時価総額 2,908,403百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期2Q累計はコンデンサが増収。セラミックコンデンサは自動車市場向け販売が堅調。センサ応用製品も自動車市場向け販売が増加。 記:2023/12/11
8035 東証プライム
39,570
3/29 15:00
+310(%)
時価総額 18,662,518百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
47,140
3/29 15:00
+430(%)
時価総額 15,000,938百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,962
3/29 15:00
±0(%)
時価総額 15,441,114百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10