マーケット
6/27 15:15
39,341.54
-325.53
39,127.80
+15.64
暗号資産
FISCO BTC Index
6/27 17:38:16
9,767,467
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~海外勢の先物売り跳ね返す力は感じられず

2020/10/13 12:45 FISCO
*12:45JST 後場に注目すべき3つのポイント~海外勢の先物売り跳ね返す力は感じられず 13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅に3日続落、海外勢の先物売り跳ね返す力は感じられず ・ドル・円は伸び悩み、欧米株安観測で円買いも ・値下がり寄与トップはエーザイ<4523>、同2位がファーストリテ<9983> ■日経平均は小幅に3日続落、海外勢の先物売り跳ね返す力は感じられず 日経平均は小幅に3日続落。32.74円安の23525.95円(出来高概算4億2000万株)で前場の取引を終えている。 週明け12日の米株式市場でNYダウは4日続伸し、250ドル高となった。13日のイベントでスマートフォン「iPhone」の新機種を発表するとみられているアップルなど、主力ハイテク株を中心に買いが入った。ナスダック総合指数は2.6%の上昇。また、追加経済対策を巡る与野党協議の合意はなお見えないが、11月の大統領選と議会選をいずれも民主党が制することで、将来的には大規模な財政支出が期待できるとの見方が広がった。本日の日経平均も米株高の流れを引き継いで109円高からスタート。ただ、寄り付きがこの日の高値となり、その後利益確定売りに押されマイナスへ転じると、前場中ごろを過ぎて23490.95円(67.74円安)まで下落する場面があった。 個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が朝高後にマイナスへ転じ、レーザーテック<6920>、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>もさえない。カラオケのコシダカHD<2157>、外食のクリレスHD<3387>や串カツ田中<3547>、食品スーパーのライフコーポ<8194>といった小売り・サービス関連の一角で軟調ぶりが目立つ。また、業績下方修正を発表したサインポスト<3996>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>、ソニー<6758>、エムスリー<2413>はしっかり。9月工作機械受注の内容が好感され、ファナック<6954>は3%の上昇となっている。GMO−GS<3788>は電子署名の利用急増報道を受けて急伸。また、エスクローAJ<6093>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。 セクターでは、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属などが下落率上位。半面、空運業、保険業、金属製品などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は33%となっている。 前日の米国株の続伸を好感し、本日の東京市場でも買いが先行した。ただ、日経平均は9日の取引時間中の高値23725.58円までは届かず、寄り付きを高値に失速する格好となった。前日の東証1部売買代金は1兆7455億円と8月27日以来の低水準になり、株価指数先物の売買も低調。米経済対策を巡る協議の着地がいまだ見えず、国内外企業の決算発表や米大統領選も控えており、市場全般に様子見ムードが強い。一方、ここ数日の先物手口を見ると、日々売り越しと買い越しが入れ替わりつつ、外資系証券の売り買いが交錯している印象だ。前日はメリルリンチ日本証券が東証株価指数(TOPIX)先物を買い越す一方、JPモルガン証券とクレディ・スイス証券が日経平均先物を、モルガン・スタンレーMUFG証券とクレディ・スイス証券がTOPIX先物をそれぞれ売り越していた。 東京証券取引所が発表している投資部門別売買動向によると、日経平均が一時23000円を割り込んだ9月第5週(9月28日~10月2日)は外国人投資家が日経平均先物を1000億円、TOPIX先物を5100億円売り越していた。日経平均が前週末にかけてコロナショック後の戻り高値を付け、その後も思いのほか底堅く推移しているため、散発的な買い戻しは入るだろう。反面、売りも根強く出ているところを見ると、やはり24000円に接近する場面での高値警戒感は拭いづらいようだ。個人投資家も同様のようで、日経レバETF<1570>の純資産総額は足元減少傾向にある。 本日ここまでの東証1部売買代金も9000億円に届いておらず、薄商いが続くなかで海外投資家の先物売買に相場全体が振らされやすい。日経平均への寄与が大きいファーストリテとソフトバンクGが揃ってさえないところを見ると、本日も海外勢から日経平均先物の売りが出ていると考えられる。 一方、米政治情勢を巡っては、大統領選及び議会選での民主党圧勝を「強気シナリオ」とする見方が一段と強まってきた。その理由としては、(1)足元の追加経済政策を巡る協議の難航のような、政策決定における不透明感が払拭される、(2)国際協調路線に転じ、対中国でもハイテク分野を中心にビジネス上の不透明感が後退する、(3)民主党の大統領候補であるバイデン前副大統領は法人増税などを掲げているが、コロナ禍中とあって大規模な経済対策が先行しそう、などといったようなことが挙げられている。大統領選前の追加経済政策での合意は期待しづらいが、民主党政権となって将来的に実現するなら問題ない、との見方も多くなってきた。 こうした見方を背景に米国株の戻り歩調が続いているため、日経平均も大きく値を崩すような展開は想定しづらい。このため、株価指数先物の買い戻しの動きが一段と広がる可能性もあるだろう。しかし、イベント前の模様眺めムードからか、日本株への関心の低下ゆえか、海外勢の先物売りを跳ね返して24000円に向かうほどの市場のエネルギーも感じられない。TOPIXが0.13%の下落で前場を折り返しているため日銀による上場投資信託(ETF)買い実施は期待しづらく、アジア市場では中国・上海総合指数がさえない展開。後場の日経平均も上値の重い展開が続くとみておきたい。 ■ドル・円は伸び悩み、欧米株安観測で円買いも 13日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。朝方の取引で買戻しが入り、ユーロ・ドルの下落を手がかりに105円24銭から105円40銭まで値を上げた。ただ、欧米株式先物の軟調地合いで日本株は反落し、円買いがドルの一段の上昇を抑制した。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は105円24銭から105円40銭、ユーロ・円は124円18銭から124円47銭、ユーロ・ドルは1.1790ドルから1.1815ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・グローバルウェイ<3936>、日本電波工業<6779>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはエーザイ<4523>、同2位がファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ハスケル英中銀金融政策委員会(MPC)委員 「マイナス金利導入の可能性、中銀はまったく偏見がない」(通信社) 【経済指標】 ・日・9月マネーストックM3:前年比+7.4%(予想:+7.4%、8月:+7.1%) <国内> 特になし <海外> ・時間未定 中・9月輸出(前年比予想:+10.0%、8月:+9.5%) ・時間未定 中・9月輸入(前年比予想:+0.4%、8月:-2.1%) ・15:00 英・6-8月ILO失業率(予想:4.3%、5-7月:4.1%) ・15:00 独・9月消費者物価指数改定値(前年比予想:-0.2%、速報値:-0.2%) 《HH》
関連銘柄 18件
865
6/27 15:00
+1(%)
時価総額 71,190百万円
カラオケチェーン「カラオケまねきねこ」を国内外で展開。ひとりカラオケ専門店「ワンカラ」、アクエル前橋等の不動産管理事業等も。カラオケ店舗数は660店超。国内は首都圏の出店継続。海外は東南アジアで出店加速。 記:2024/05/06
2413 東証プライム
1,565.5
6/27 15:00
+14.5(%)
時価総額 1,062,868百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
1,118
6/27 15:00
+13(%)
時価総額 237,926百万円
ショッピングセンター内のレストラン、フードコートの運営が主力。しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ菜」、海鮮居酒屋の「磯丸水産」など約250ブランドを保有。JA全農とのコラボ業態の運営受託の加速等に取り組む。 記:2024/05/16
3547 東証スタンダード
1,698
6/27 15:00
+20(%)
時価総額 15,960百万円
串カツ専門店を直営・FCで全国展開。新業態の「鳥玉」「焼肉くるとん」を育成へ。24.11期は価格改定効果の通期化。新規出店はFCを含め38店舗を予定。営業最高益を計画。5月にサブスク宅配サービスを開始へ。 記:2024/03/12
3,035
6/27 15:00
+30(%)
時価総額 35,488百万円
電子認証・印鑑サービスやホスティングサービスを展開。企業向けセキュリティ対策や企業のIoTビジネス化支援に定評。電子印鑑GMOサインは販売堅調。23.12期通期は2桁営業増益。24.12期は増収増益計画。 記:2024/02/24
3936 東証グロース
132
6/27 15:00
±0(%)
時価総額 4,805百万円
クラウドプラットフォーム構築支援やセールスフォースの導入支援を行う。転職・就活情報サイト運営も。24.3期3Q累計はエンジニア拡充で構築・導入支援が好伸。スキルシェアは先行投資が続く。通期5割増収を計画。 記:2024/03/12
3996 東証スタンダード
684
6/27 15:00
-8(%)
時価総額 8,742百万円
金融機関等の基幹システム構築・更改のPMO支援などを行うコンサルティング事業が主力。コンパクトPOSセルフレジ「EZレジ」等のイノベーション事業も。コンサル事業は受注順調。DX伴走支援サービスを開始。 記:2024/06/09
4523 東証プライム
6,629
6/27 15:00
+2(%)
時価総額 1,965,943百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
143
6/27 15:00
±0(%)
時価総額 6,571百万円
金融機関や不動産事業者、士業専門家向けに各種サービスを提供するエスクローサービス事業、BPO事業が柱。不動産取引の非対面決済サービス「H'OURS」は利用件数が順調増。相続関連サービスの受託体制を強化。 記:2024/05/17
6758 東証プライム
13,530
6/27 15:00
+220(%)
時価総額 17,062,439百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6779 東証プライム
1,418
6/27 15:00
-1(%)
時価総額 32,797百万円
大手水晶デバイスメーカー。水晶振動子や水晶発振器、応用機器,人工水晶等を手掛ける。車載向け水晶デバイスで世界トップシェア。海外売上比率が高い。車載市場では先進運転支援システム向けを中心に需要が増加。 記:2024/06/11
6920 東証プライム
34,970
6/27 15:00
-780(%)
時価総額 3,297,181百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
4,320
6/27 15:00
-48(%)
時価総額 4,361,243百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7974 東証プライム
8,598
6/27 15:00
-86(%)
時価総額 11,166,137百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8194 東証プライム
3,925
6/27 15:00
±0(%)
時価総額 194,095百万円
近畿圏、首都圏でスーパーマーケットを展開。1910年創業。人口集中エリアへのドミナント戦略に特徴。ネットスーパーの拡大、ビオラル等のPB商品の強化図る。配当性向30%目安。31.2期売上高1兆円目標。 記:2024/05/12
9432 東証プライム
151.3
6/27 15:00
±0(%)
時価総額 13,700,263百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14
9983 東証プライム
40,490
6/27 15:00
-810(%)
時価総額 12,884,768百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
10,135
6/27 15:00
+40(%)
時価総額 17,462,139百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17