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米国株見通し:伸び悩みか、追加経済対策の与野党協議に期待後退

2020/9/2 15:43 FISCO
*15:43JST 米国株見通し:伸び悩みか、追加経済対策の与野党協議に期待後退 (15 時40分現在) S&P500先物      3,541.62(+14.62) ナスダック100先物  12,396.75 (+84.25) グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は120ドル高。NY原油先物(WTI)は高値圏を維持しており、今晩の米株式市場は買いが先行しそうだ。 1日の取引で主要3指数は上昇。ナスダックは3日続伸となり、反発したS&Pとともに最高値を更新。ダウもプラスに転じ、215ドル高の28645ドルで取引を終えた。この日発表されたISM製造業景況指数は56.0となり、予想を上回り経済活動の拡大を示した。また、ブレイナード連邦準備制度理事会(FRB)理事が講演で経済の不確実性による下方リスクを指摘したが、一段の緩和的な金融政策への思惑から株買いが強まった。引き続きハイテクを中心に幅広い銘柄が買われている。 本日も上昇基調を維持する見通し。今晩発表のADP雇用統計は大幅改善が予想されており、4日の雇用統計への思惑から買いが先行しそうだ。FRBの緩和姿勢の堅持で買い安心感が広がり、ハイテクをはじめ、消費関連が物色されそうだ。また、原油価格の高値圏推移で、エネルギー関連も注目される。ただ、民主党のペロシ下院議長はムニューシン財務長官との電話会談で、コロナ対策での深刻な違いを認識したと発言。追加経済対策の与野党協議への期待はさらに後退し、指数を下押しする場面もあろう。 《TY》