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前場に注目すべき3つのポイント~FRBによる新たな指針はポジティブされる可能性も関心は安倍首相の会見へ

2020/8/28 8:53 FISCO
*08:53JST 前場に注目すべき3つのポイント~FRBによる新たな指針はポジティブされる可能性も関心は安倍首相の会見へ 28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:FRBによる新たな指針はポジティブされる可能性も関心は安倍首相の会見へ ■凸版印、1Q営業利益17.3%減、コンセンサスは上回る ■前場の注目材料:JDI、710億円で白山売却、シャープ・アップルに ■FRBによる新たな指針はポジティブされる可能性も関心は安倍首相の会見へ 28日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。27日の米国市場はNYダウが160ドル高となる一方でナスダックは下落。注目されたパウエルFRB議長の講演ではインフレ目標変更で物価2%超も容認する新指針が発表され、長期にわたる低金利維持の思惑がさらに強まった。また、トランプ政権はアボットが開発したウイルス検査キットを1.5億個購入すると発表、ウイルス検査の拡大期待が強まったことも相場を押し上げている。しかし、ハイテク株は全般利益確定の売りに押された影響から、ナスダックは冴えない。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円高の23215円。円相場は1ドル106円50銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から前日終値水準から始まることになりそうだが、FRBによる新たな指針はポジティブされる可能性があるため、全体の底堅さは意識されやすい。ただし、ハイテク株が全般冴えないこともあり、本日のところはグロースからバリューへのシフトが意識されやすいところ。また、今夕に安倍首相の会見を控えていることもあり、様子見ムードが強まりやすく大きなトレンドは出難いところである。先物主導での売り仕掛けの動きがあったとしても、これに追随する流れも限られよう。 日経平均は5日線が位置する23140円処が下値支持線として意識されやすく、これを割り込んだとしても節目の23000円辺りがサポートとなろう。直近で空けたマド埋めも23000円処であるため、そこまで調整する場面があるようだと、いったんは調整一巡感も意識されやすいところである。物色はいったんバリュー株に向かいやすいと考えられるが、薄商いの中ではインデックスに絡んだ売買に振らされやすく、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>などの値動きの影響を受けやすいだろう。 また、急伸が続いていた直近IPO銘柄も昨日は上げ一服から利食いの流れとなった銘柄が散見されていた。地合いをけん引してきた銘柄が本日も弱含みとなるようだと、次第に他の銘柄への利益確定に向かわせるムードにもなりやすく注意しておきたいところ。また、安倍首相の会見を控え、いったんはポジションを圧縮させる動きもでやすくなる一方で、相対的に出遅れている銘柄などへは短期的な値幅取り狙いの資金がシフトする可能性がありそうだ。 ■凸版印、1Q営業利益17.3%減、コンセンサスは上回る 凸版印<7911>は第1四半期決算を発表。売上高は前年同期比4.7%減の3282.83億円、営業利益は同17.3%減の30.82億円だった。コンセンサス(10億円程度)は上回っている。あわせて未定としていた2021年3月期の業績予想を発表しており、売上高は前期比3.1%減の1兆4400億円、営業利益は同39.8%減の400億円を見込んでいる。通期見通しはコンセンサス(550億円程度)を下回っている。主力の情報コミュニケーション事業分野において、個人消費の落ち込みによる事務通知物の減少や、東京五輪・パラリンピックなどイベントの延期・中止による商業印刷の減少などが響く。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(28492.27、+160.35) ・シカゴ日経225先物は上昇(23215、大阪比+5) ・1ドル106円50-60銭 ・日銀のETF購入 ・米経済対策効果への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・JDI<6740>710億円で白山売却、シャープ・アップルに ・トヨタ<7203>定昇を完全成果型に、従業員の意欲向上 ・DMG森精機<6141>370億円調達、財務基盤を安定化 ・SOMPO<8630>ティアフォーに出資、18%取得 ・住友商事<8053>米スタートアップに出資、ALD粉体コーティング普及 ・ソフトバンクG<9984>TikTok米国事業買収に関与か ・双日<2768>無線通信サービス社に出資、事業のDX推進 ・ホンダ<7267>量産型EVを日本投入、「街中でベストな車」追求 ・カネカ<4118>有機EL照明で目視検査、国内外の製造現場向け拡販 ・積水化<4204>環境長期ビジョン・中計策定、生物多様性の保全目指す ・日本電気硝子<5214>伝送損失抑える複合粉末材開発、5G向けLTCC用 ・中外製薬<4519>視神経脊髄炎の再発予防、リサイクリング抗体技術を初適用 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 8月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:+0.3%、7月:+0.4%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 14件
2768 東証プライム
3,081
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 693,225百万円
ニチメン、日商岩井の経営統合で誕生した総合商社。金属・資源・リサイクルが主力。インフラ・ヘルスケア、化学、生活産業・アグリビジネス等も。配当性向30%程度目安。エッセンシャルインフラ等が戦略的強化領域。 記:2024/06/13
4118 東証プライム
3,486
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時価総額 230,076百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
4204 東証プライム
2,323
11/22 15:30
+2.5(%)
時価総額 1,032,590百万円
新築住宅事業やリフォーム事業等の住宅部門、液晶用微粒子や半導体材料等の高機能プラスチックス部門が柱。塩化ビニル管、メディカル事業等も。リフォーム事業は断熱リフォームなど改装の拡販、営業人員の拡充図る。 記:2024/08/02
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
5214 東証プライム
3,456
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 343,951百万円
薄型パネルディスプレイ用ガラスや電子デバイス用ガラス、ガラスファイバ等を手掛ける。FPD用ガラス、自動車部品用ガラス繊維で高シェア。28.12期売上高4000億円目標。高付加価値製品の開発、事業化推進。 記:2024/10/20
6141 東証プライム
2,637.5
11/22 15:30
-2.5(%)
時価総額 374,409百万円
工作機械メーカー大手。5軸・複合加工機やターニングセンタ、マシニングセンタ、超音波加工機等を手掛ける。海外売上高比率が高い。機械1台当たりの受注単価は上昇。民間航空機や宇宙、メディカル向け等が需要好調。 記:2024/06/28
6740 東証プライム
20
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7911 東証プライム
4,026
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時価総額 1,283,110百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8630 東証プライム
3,863
11/22 15:30
-62(%)
時価総額 1,275,408百万円
大手損害保険会社の損害保険ジャパンを中核とする持株会社。セゾン自動車火災保険、SOMPOひまわり生命保険、SOMPOケアなども傘下に持つ。自動車保険が主力。海外保険事業では地域、事業領域の拡大を図る。 記:2024/08/30
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17