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パウエルFRB議長講演の次は安倍首相の会見内容を見極め【クロージング】

2020/8/27 15:54 FISCO
*15:54JST パウエルFRB議長講演の次は安倍首相の会見内容を見極め【クロージング】 27日の日経平均は続落。82.00円安の23208.86円(出来高概算9億2000万株)で取引を終えた。パウエルFRB議長講演への期待感から強い値動きをみせていた米国市場の流れを引き継ぎ、朝方は小幅に反発して始まった。しかし、寄り付き直後につけた23323.07円を高値に、その後は利益確定の流れが優勢となり、前引け間際には23177.85円まで下げている。後場は日銀のETF買い入れへの思惑から底堅さは意識されたが、50円程度の狭い値幅でのこう着感の強い相場展開となっている。また、活況が続いている中小型株においては急騰する銘柄がみられる一方で、利益確定の流れが強まる銘柄も散見されるなか、マザーズ指数は1.3%安と反落した。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1200を超えており、全体の6割近くを占めている。セクターでは保険、鉱業、不動産が2%を超える下落となったほか、空運、陸運、銀行、海運が冴えない。半面、ゴム製品、サービス、倉庫運輸、精密機器、食料品が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ファーストリテ<9983>、エムスリー<2413>、アステラス製薬<4503>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>が冴えない。一方でリクルートHD<6098>、東エレク<8035>が下支え。 日経平均は朝高後に利食い優勢の展開となり、前場半ば以降は先物主導で下げ幅を広げる格好となっている。ただし、パウエルFRB議長の講演を受けた米国市場の反応を見極めたいとする様子見ムードの強い地合いだったこともあり、追随する流れにもならずに概ね直近の価格レンジ内での推移だった。日経平均は5日線が23140円辺りに位置しており、これが心理的な支持線として意識されている。また、新興市場では直近上場銘柄への資金集中にもやや変化がみられてきており、利益確定の売りが目立ってきている。資金回転の速さから他の銘柄へシフトさせてくる動きであろうが、利食いの流れが目立ち始めてくるようだと、いったんは様子見姿勢に向かわせやすいところではある。 明日はパウエルFRB議長講演を受けた米国市場の影響を受けることになりそうだが、オンラインで配信されることからアルゴも発動しやすく、やや波乱を警戒することになりそうだ。また、週末要因からオーバーウエイトのポジションは避けられるほか、安倍首相の会見内容を見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。 《CN》
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9433 東証プライム
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時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
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9984 東証プライム
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時価総額 12,621,377百万円
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