マーケット
5/20 14:40
39,049.59
+262.21
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/20 15:00:47
10,462,654
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

足元では先高期待が強い米国からのマイナス材料が出にくい状況【クロージング】

2020/8/25 16:31 FISCO
*16:31JST 足元では先高期待が強い米国からのマイナス材料が出にくい状況【クロージング】 25日の日経平均は続伸。311.26円高の23296.77円(出来高概算12億株)で取引を終えた。米国市場の流れを受けて買い先行で始まり、寄り付き近辺を安値水準として終日強含みの相場となった。新型コロナウイルス感染症を巡る報道を受けた米国市場同様に、コロナの影響を大きく受けていた空運などを見直す流れが強まっている。前場半ばには米中貿易交渉に関連した前向きな報道も伝わり、後場寄り付き直後には一時23431.04円とコロナ前の水準を回復する場面もみられている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1600を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは空運の上昇率は6%を超えたほか、繊維、銀行、不動産、鉄鋼、海運、保険、パルプ紙、非鉄金属が堅調。半面、精密機器、その他製品、医薬品が利食いに押されている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、資生堂<4911>、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>がけん引。ファーストリテは1社で日経平均を約51円押し上げている。一方でエムスリー<2413>、中外薬<4519>、オリンパス<7733>、アドバンテスト<6857>が小安い。 インデックス買いが断続的に入っていた他、バリュー株への物色が強まったことから、出来高は7営業日ぶりに10億株を超えた他、売買代金についても2兆円を超えてきた。コロナ前の水準を回復したことにより、戻り待ちの売り圧力も次第に意識されてくる可能性がありそうだが、米国ではジャクソンホール会議が27~28日に開催され、27日にはパウエルFRB議長の講演が予定されていることもあり、先高期待は強そうである。米中貿易交渉についても警戒感が和らぐなど、足元では米国からのマイナス材料が出にくい状況にもみえてしまう。楽観視はできないものの、27日のFRB議長講演でのサプライズが意識されやすく、下値の堅さはより意識されてきそうである。 日経平均はマドを空けての上昇で明確に23000円を突破してきており、目先的には23000円から23500円辺りでのレンジが意識されそうである。マド埋めをみせてくる局面においては、押し目狙いのスタンスといったところ。ファーストリテやソフトバンクGの強い値動きによって日経平均は押し上げられ、銀行等への見直しの流れからTOPIXも強含みの展開となっており、物色の流れとしてはセンチメントをより明るくさせそうであり、明日以降も銀行株辺りの強さがみられるかが注目されるところである。バリュー株への物色が強まるようだと、活況が続く中小型株については、より物色銘柄が絞られることになりそうだ。 《CN》
関連銘柄 9件
2413 東証プライム
1,614.5
5/20 14:34
+1(%)
時価総額 1,096,136百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
4519 東証プライム
5,014
5/20 14:34
+7(%)
時価総額 8,418,797百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4911 東証プライム
4,917
5/20 14:34
+1(%)
時価総額 1,966,800百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
7,855
5/20 14:34
+158(%)
時価総額 13,321,766百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6367 東証プライム
24,795
5/20 14:34
-310(%)
時価総額 7,267,762百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6857 東証プライム
5,514
5/20 14:34
-26(%)
時価総額 4,224,656百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7733 東証プライム
2,537
5/20 14:34
-4.5(%)
時価総額 3,262,308百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
9983 東証プライム
41,390
5/20 14:34
+380(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,374
5/20 14:34
-176(%)
時価総額 14,428,017百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10