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米国株見通し:上げ渋りか、米中協議延期などを材料視

2020/8/17 15:41 FISCO
*15:41JST 米国株見通し:上げ渋りか、米中協議延期などを材料視 (15時30分現在) S&P500先物      3,370.62(+9.12) ナスダック100先物  11,187.38 (+53.63) グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は80ドル高。NY原油先物(WTI)は高値圏で推移しており、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。 14日の取引で主要3指数は高安まちまち。ダウは34ドル高の27931ドルで取引を終えたが、S&Pとナスダックは小幅に下げた。この日は米中両国の閣僚級通商協議を翌日に控え様子見ムードが広がり、全般的に方向感の乏しい展開に。一方、トランプ政権の追加経済対策に関する与野党協議は進展がみられず、売り買いを抑えた。経済指標は小売売上高が前月比で予想を下回った半面、ミシガン大学消費者態度指数は改善し、指数の下げを阻止している。 本日は動意の薄い展開が予想される。上海総合指数の強含みがクローズアップされ、欧米市場に影響を与えそうだ。ただ、閣僚級の米中通商協議は直前になって延期。1月の第1段階の合意はなお有効とされるものの、両国の対立への思惑が広がれば、買いを抑制しよう。追加経済対策に関しても与野党は平行線で、引き続き買いは慎重だろう。また、今晩発表のNY連銀製造業景気指数は前回から伸びが鈍化するとみられ、早期回復期待は後退する可能性もある。 《TY》