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モデルナの時間外の上昇は織り込む【クロージング】

2020/7/15 16:33 FISCO
*16:33JST モデルナの時間外の上昇は織り込む【クロージング】 15日の日経平均は反発。358.49円高の22945.50円(出来高概算12億4500万株)で取引を終えた。米国市場の上昇に加えて米モデルナの新型コロナウイルスワクチンの初期段階の安全性試験で、患者全員が抗体を獲得したと伝わったことが材料視された。シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなると、モデルナの時間外の上昇が支援材料となり、前場半ばには22948.39円まで上昇。その後は上海指数が下げに転じたこともあり、高値もち合いが続いていたが、後場半ば辺りから強含みの展開となり、一時22965.56円まで上げ幅を広げる場面もみられた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1800を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは東証33業種全てが上昇しており、鉱業、鉄鋼、機械、不動産、卸売、ゴム製品、サービス、輸送用機器など景気敏感セクターの強さが目立っている。指数インパクトの大きいところではファナック<6954>、ダイキン<6367>、中外薬<4519>、信越化<4063>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>が堅調。一方でエーザイ<4523>、アドバンテスト<6857>が冴えない。 日経平均はギャップスタートからもち合いレンジを上放れてきており、節目の23000円を試す展開が意識され、6月戻り高値が射程に入ってきている。モデルナの新型コロナウイルスワクチン試験での抗体獲得が支援材料となったが、これを受けた今晩の米国市場の動向が注目されることになろう。グローベックスのNYダウ先物は300ドル高程度で推移しており、300ドルを上回る上昇となれば支援材料になりやすいだろう。一方で、ナスダックの戻りの鈍さを警戒視する声も聞かれてきている。昨日のテスラの戻りの鈍さも目立っており、テック株主導ではあるが、バリュー株への見直しの流れが継続するかを見極める必要がありそうだ。 また、NT倍率(日経平均÷TOPIX)が足元で低下傾向を見せてきている。25日線を上回っての上昇トレンドは変わらないが、いったんは25日線レベルまでの低下も次第に意識されてくる可能性もありそうだ。相場のけん引役であるハイテク株への利益確定が意識されてくるようだと、物色対象を見極めづらくなりそうである。 《CN》
関連銘柄 9件
4063 東証プライム
5,649
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+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4519 東証プライム
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時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4523 東証プライム
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時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
9,824
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時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
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時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
9,447
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+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
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+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
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+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25