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後場に注目すべき3つのポイント~後場は雇用統計見すえて手控え

2020/7/2 12:51 FISCO
*12:51JST 後場に注目すべき3つのポイント~後場は雇用統計見すえて手控え 2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、ナスダックの過去最高値更新などが追い風、後場は雇用統計見すえて手控え ・ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り継続 ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位がテルモ<4543> ■日経平均は反発、ナスダックの過去最高値更新などが追い風、後場は雇用統計見すえて手控え 日経平均は反発。144.50円高の22266.23円(出来高概算6億1599万株)で前場の取引を終えている。 前日1日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は77.91ドル安の25734.97ドル、ナスダックは95.86ポイント高の10154.63ポイントで取引を終了した。ウイルスワクチンの開発期待や6月ISM製造業景況指数が予想外に活動の拡大を示す50を回復したことで投資家心理が改善、上昇して寄り付いた。しかし、新型コロナ感染拡大への警戒感が強く、ダウ平均の上値を抑えた。 今日の日経平均はやや買いが先行した。昨日の日経平均が166円下げており、押し目買いが入りやすかった。また、昨日の米国市場でナスダックが3日続伸し、6営業日ぶりに過去最高値を更新したことも追い風となった。ただ、日本でも新型コロナウイルス感染再拡大への警戒感が強く、また、外為市場で一時1ドル=107円30銭台と昨日の円の安値から80銭ほど円高・ドル安に振れたこともあり、日経平均は寄り後、方向感を欠く動きとなり、一時50円近く下げる場面もあった。 個別では、「スイッチ」向け「ニンジャラ」が200万DL突破と発表したガンホー<3765>、20年11月期上半期(中間期)連結営業利益見通しを前年同期比3.3%増の7.88億円から同29.9%増の9.91億円に上方修正したエスプール<2471>が大幅高。サブスク統合プラットフォームが明電舎<6508>傘下企業に採用されたと発表したビープラッツ<4381>、オムロンヘルスケアと基礎体温記録アプリで連携すると発表したエムティーアイ<9438>、21年2月期連結営業利益予想を前期比23.1%減の2.00億円から同2.8倍の7.5億円に上方修正したテイツー<7610>、費用構造改革効果を織り込んで米系証券が2段階格上げしたヤマトHD<9064>、米食品医薬品局が新型コロナ対象のMN-166臨床試験を承認したと発表したメディシノバ<4875>が高くなった。 一方、20年11月期営業利益を前期比30.6%増の7.9億円から「未定」に修正した串カツ田中<3547>、20年8月期連結営業損益予想を0.39億円の赤字から3.22億円の赤字に下方修正した地域新聞社<2164>などが安くなった。 セクターでは、空運業、海運業、輸送用機器、保険業、陸運業などが上昇率上位。一方、精密機器、化学、パルプ・紙、水産・農林業の4業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の50%、対して値下がり銘柄は46%となっている。 昨日、米国で6月のADP全米雇用リポートや6月のISM製造業景況感指数が発表され、景気回復が続いているとの見方が広がり、米国株価の下支え要因となった。一方で、ニューヨーク市がレストランでの店内飲食再開の延期を決めるなど、新型コロナウイルス感染拡大の経済への影響が広がっており、株価の重しとなった。景気回復期待とコロナ警戒という好悪材料が株式市場でせめぎあった相場だった。この状況は東京市場も同様で、ここ最近の日経平均が連日、上昇と下落を交互に繰り返していることは、好悪材料のせめぎあいの結果だろう。 そのような中で、今晩、米国で6月の米雇用統計が発表される。米雇用統計発表日の相場を「雇用統計まつり」と呼ぶ市場関係者がいるように、株式市場への影響が大きい統計だ。最近の発表でも、5月の雇用統計発表当日のダウ平均は455ドル高、6月は829ドル高だった。ブルームバーグによると、6月の非農業部門雇用者数は前月比307万人増、失業率は前月の13.3%から12.5%への低下が見込まれているが、予想外の内容であれば、ポジティブであれネガティブであれ、相場にそれなりのインパクトがあるだろう。また、今晩は雇用統計のほかにも、5月の貿易収支、5月の製造業受注なども発表される。さらに、3日からは米国市場が3連休となる。連休中の人々の移動などで、新型コロナウイルスの感染拡大に拍車がかかるとの懸念もあり、要警戒だ。 一方、日本では5日に東京都知事選の投開票が行われる。一部では、都知事選までは経済活動にブレーキをかける可能性のある政策はとりづらく、都知事選が終わるのを待って、再び経済活動に制約が課されるのではないかとの見方もあり、新知事の発言などにも目配りが必要だ。 さて、後場の日経平均は、前場に引き続き方向感を欠く動きとなりそうだ。上述のように今晩から週明けにかけて株価変動要因となるイベントがいくつか控えており、積極的には動きづらい。また、ETFの分配金捻出に絡んだ売りなどが想定されていることも買い手控え要因となりそうだ。ただ、前場は日経平均が22000円に接近した水準ではすかさず押し目買いで反発する動きも見られている。後場は、上値、下値も限定的となる可能性が高いだろう。 ■ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り継続 2日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。朝方の取引で107円前半に失速した後は日経平均株価の上昇を背景とした円売りで、ドルは107円60銭台に浮上した。クロス円も円売り主導で値を上げている。今晩の米雇用統計を前に動きづらいが、欧米株高観測で主要通貨は対円で下げづらいようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円33銭から107円56銭、ユーロ・円は120円76銭から121円11銭、ユーロ・ドルは1.1248ドルから1.1261ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・スーパーバリュー<3094>、フルッタフルッタ<2586>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位がテルモ<4543> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・6月マネタリーベース:前月比+6.0%(5月:+3.9%) ・豪・5月貿易収支:+80.25億豪ドル(予想:+90億豪ドル、4月:+78.30億豪ドル←+88億豪ドル) <国内> 特になし <海外> ・15:30 スイス・6月消費者物価指数(前年比予想:-1.2%、5月:-1.3%) 《HH》
関連銘柄 14件
2164 東証グロース
525
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時価総額 1,133百万円
千葉県や茨城県で発行する地域フリー情報誌の広告枠販売が柱。広告イベントの企画・運営も手掛ける。ちいき新聞の週間発行部数は約173万部。WEB事業に経営資源投下。販管費は減少。24.8期1Qは黒字転換。 記:2024/02/02
2471 東証プライム
321
5/8 9:09
+6(%)
時価総額 25,362百万円
人材派遣や人材アウトソーシング、プロフェッショナル人材活用、障がい者雇用支援、行政BPO等を手掛ける。ビジネスソリューション事業は増収。障がい者雇用支援サービスが伸びる。24.11期1Qは2桁最終増益。 記:2024/04/17
2586 東証グロース
38
5/8 9:04
±0(%)
時価総額 1,370百万円
食品商社。アサイーをはじめとしたアマゾンのフルーツや原料を輸入、加工、卸売。量販店、スーパー、コンビニ向けに自社ブランド製品を販売。アジア事業開発を推進。アサイー関連商品の好調で、3Q累計は売上急伸。 記:2024/03/26
3094 東証スタンダード
1,038
5/8 9:00
-3(%)
時価総額 13,156百万円
埼玉・東京を中心に食品スーパーとホームセンターを併設した複合店を展開。OICグループ傘下。4店舗がリニューアルオープン。HC販売は足踏み。生鮮・グロッサリのSM販売商品は売上堅調。24.2期3Qは増収。 記:2024/02/03
3547 東証スタンダード
1,690
5/8 9:07
+8(%)
時価総額 15,884百万円
串カツ専門店を直営・FCで全国展開。新業態の「鳥玉」「焼肉くるとん」を育成へ。24.11期は価格改定効果の通期化。新規出店はFCを含め38店舗を予定。営業最高益を計画。5月にサブスク宅配サービスを開始へ。 記:2024/03/12
2,362.5
5/8 9:09
+6.5(%)
時価総額 215,458百万円
オンラインゲーム大手。家庭用ゲームも展開。主力の「パズドラ」に加え、「ラグナロクオリジン」にも注力。海外売上比率は6割超。パズドラは安定。Ragnarok関連タイトルは好調。23.12期通期は2桁増収。 記:2024/02/24
4381 東証グロース
889
5/8 9:09
±0(%)
時価総額 2,129百万円
サブスクリプション統合プラットフォーム「Bplats」の開発、提供を行う。NTTコミュニケーションズ等が採用。販売パートナー経由の販売に注力。契約社数は221社と増加。24.3期3Qはストック収入が増加。 記:2024/02/25
4543 東証プライム
2,650
5/8 9:09
-16.5(%)
時価総額 3,950,347百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
4875 スタンダード外国株
228
5/8 9:09
+22(%)
時価総額 5,584百万円
米国拠点のバイオベンチャー。日本の製薬会社から導入した新薬候補を臨床開発し、欧米で上市を推進。1件の臨床開発マイルストーンを達成。研究開発及びパテント費の減少等により、23.12期通期は損益改善。 記:2024/04/15
6508 東証プライム
3,555
5/8 9:09
-10(%)
時価総額 161,852百万円
中堅重電メーカー。発電設備や送変電設備の電力インフラ、電鉄や上下水道等の社会インフラ、モビリティ等を展開。電力エネルギー事業では電力会社向け案件等が売上増。営業外収益増。24.3期3Qは経常黒字転換。 記:2024/02/10
7610 東証スタンダード
132
5/8 9:09
±0(%)
時価総額 9,064百万円
古本やゲーム、トレカなどを扱う「古本市場」を運営。ECサイト「ふるいちオンライン」等も。新品ゲームは増収。新作ヒットタイトルに加え、PlayStation5本体の供給改善が寄与。24.2期3Qは2桁増収。 記:2024/01/28
9064 東証プライム
2,042.5
5/8 9:09
+14.5(%)
時価総額 775,793百万円
宅配便最大手。「クロネコヤマトの宅急便」を展開。法人客約1万社。国内シェア約50%。宅急便のネットワークを活用した企業間物流の取り組みを推進。国際輸送一服も、固定資産売却益計上により、3Q累計は最終増益。 記:2024/02/06
9438 東証プライム
798
5/8 9:09
+36(%)
時価総額 48,876百万円
コンテンツ配信サイトや健康管理アプリを提供。薬局向けクラウド薬歴も。24.9期1Qは動画配信のスポット売上剥落。だがクラウド薬歴や子育てDXが好調。販管費抑制も効き計画以上の利益に。営業外の持分法益拡大。 記:2024/03/11
9984 東証プライム
7,988
5/8 9:09
-90(%)
時価総額 13,762,957百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10