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*22:44JST 米先週分新規失業保険申請件数、予想ほど減少せず、ドル軟調 米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は前週比‐6万件減の148万件と前回154万件から減少したものの予想132万件ほど減少しなかった。3月中旬の経済封鎖移行4700万件に達した。失業保険継続受給者数は1952.2万人と前回2028.9万人から予想以上に減少。 同時刻に米商務省が発表した5月耐久財受注速報値は前月比＋15.8％と、3カ月ぶりのプラスに改善。伸びは予想+10.1％を上回り過去最大の伸びを示した2014年7月来で最大。変動の激しい輸送用機を除く耐久財受注速報値は前月比＋4.0％と、4カ月ぶりのプラスで伸びは予想+2.1％を上回り2010年11月来で最大を記録した。 国内総生産（GDP）の算出に用いられる非国防資本財（コア資本財）出荷速報値は前月比＋1.8％と、4月−6.2％から予想外のプラスに改善した。 1-3月期GDP確定値は前期比年率-5.0％と予想通り改定値からの修正はなかった。同期個人消費確定値も前期比年率-6.8％と修正なし。 一方、米5月卸売在庫速報値は前月比‐1.2％と予想外に4月＋0.2％からマイナスに落ち込んだ。下落率は2009年9月来で最大を記録。 5月前渡し商品貿易収支も743億ドルの赤字と、赤字幅は4月707億ドルから縮小予想に反して拡大。過去最大となった2018年12月来で最大となり成長を抑制する。 冴えない結果を受けて米国債は上昇。米10年債利回りは0.67％から0.65％まで低下した。ドルも軟化。ドル・円は107円45銭の高値から107円23銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1191ドルの安値から1.1220ドルまで上昇した。 【経済指標】 ・米・5月前渡し商品貿易収支：−743億ドル（予想：−682億ドル、4月−707億ドル） ・米・5月卸売在庫速報値：前月比‐1.2％（予想：+0.4％、4月：＋0.2％←+0.3％） ・米・1-3月期GDP確定値：前期比年率-5.0％（予想：-5.0％、改定値：-5.0％） ・米・1-3月期個人消費確定値：前期比年率-6.8％（予想：-6.8％、改定値：-6.8 ％） ・米・先週分新規失業保険申請件数：148万件（予想：132万件、前回：154万件←150.8万件） ・米・失業保険継続受給者数：1952.2万人（予想：2000万人、前回：2028.9万人←2054.4万人） ・米・5月耐久財受注速報値：前月比＋15.8％（予想：+10.5％、4月：−18.1％←-17.7％） ・米・5月耐久財受注(輸送用機除く)速報値：前月比＋4.0％（予想：+2.1％、4月：−8.2％←-7.7％） ・米・5月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値：前月比＋1.8％（予想：- 1.0％、4月：−6.2％←-5.7％） 《KY》