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欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、クロス円主導も米大規模デモに警戒

2020/6/1 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は上げ渋りか、クロス円主導も米大規模デモに警戒 1日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る値動きを予想する。中国をはじめ各国経済の早期回復を期待した円売りが他の主要通貨を押し上げる見通し。ただ、米国で拡大する大規模なデモが嫌気され、ドルは下押しされる可能性があろう。 5月29日の取引は月末に伴う売り買いが交錯。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受け、新型コロナウイルスの第2波が回復ペースを抑えるとの観測が市場心理を圧迫した。半面、焦点となっていた香港統治めぐる米国の対中制裁に関し、想定ほど厳しくなかったとの見方からリスク選好ムードが広がった。ただ、米国で警官による黒人暴行死をきっかけに週末は大規模デモに発展し、本日アジア市場はドル全面安の展開。一方、堅調な中国の財新製造業PMIを好感した円売りが主要通貨を押し上げている。 この後の海外市場でもクロス円主導の展開となろう。前週から主要国などで制限措置が徐々に解除され、今後の経済正常化への期待感から円売り方向に振れやすい。ただ、米国での抗議活動は50都市に拡大し、そのうち25都市以上に夜間外出禁止が出され、新たな懸念材料となっている。今晩発表のISM製造業景況指数は前回から回復が予想されるが、ドル買いは抑制されそうだ。ドル・円は引き続き底堅さを維持するものの、上値抵抗線として意識される107円後半を上抜くには材料が不足し、108円台の定着は見込みにくい。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ユーロ圏・5月製造業PMI改定値(予想:39.5、速報値:39.5) ・17:30 英・5月製造業PMI改定値(予想:40.9、速報値:40.6) ・22:45 米・5月製造業PMI改定値(速報値:39.8) ・23:00 米・5月ISM製造業景況指数(予想:43.5、4月:41.5) ・23:00 米・4月建設支出(前月比予想:-6.5%、3月:+0.9%) ・NZ休場(女王誕生日) 《FA》