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15日の米国市場ダイジェスト:米国株は続伸、消費信頼感指数の改善や経済活動の再開拡大期待

2020/5/18 7:47 FISCO
*07:47JST 15日の米国市場ダイジェスト:米国株は続伸、消費信頼感指数の改善や経済活動の再開拡大期待 ■NY株式:米国株は続伸、消費信頼感指数の改善や経済活動の再開拡大期待 米国株式相場は続伸。ダウ平均は60.08ドル高の23685.42ドル、ナスダックは70.84ポイント高の9014.56ポイントで取引を終了した。米国政府が中国通信機器最大手ファーウェイへの制裁強化を発表するなど米中対立激化が懸念されたほか、4月小売売上高が過去最大の落ち込みとなったことを嫌気して、大きく下落して寄り付いた。その後、5月のミシガン大消費者信頼感が予想外に改善したほか、NY州を始め経済活動の再開が一段と拡大される見通しとなり、緩やかに上昇に転じる展開となった。セクター別では、メディア・娯楽や小売りが上昇した一方で、公益事業、半導体・同製造装置は下落。 小売りのJCペニー(JCP)は7日に期限を迎えていた社債の利払いを行ったとの報道で、破綻回避への思惑から急伸。半導体のクアルコム(QCOM)や携帯端末のアップル(AAPL)は中国政府による対米報復措置として制限が課されるとの警戒感から下落した。航空機メーカー、ボーイング(BA)も中国が報復で航空機購入の停止を警告したため下落。一方で、ソレント・セラピューティクス(SRNE)は新型ウイルスに効果のある治療薬を開発したとの報道で、急伸した。 中国政府は、対米報復措置としてクアルコムやシスコ、アップルなどにサイバーセキュリティ—関連規則や独占禁止法などに基づいた調査を行ったり、制限を課したりすることなどを検討している模様。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:ドル下げ渋り、消費者信頼感改善や経済活動再開への期待も 15日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円86銭まで下落後、107円37銭まで上昇して107円09銭で引けた。米中対立激化や米4月小売売上高が予想を下回り過去最大の下落率となったため、ドル売り・円買いに拍車がかかった。その後発表された米5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値は、予想外に4月から改善。米3月JOLT求人件数も予想を上回ったほか経済活動再開の一段の拡大期待に見通しが改善し、米債利回りの上昇に伴いドル買いが再燃した。 ユーロ・ドルは1.0789ドルから1.0851ドルまで上昇も1.0820ドルまで戻して引けた。ユーロ・円は115円48銭から116円20銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2193ドルから1.2102ドルまで下落。英国と欧州連合(EU)との通商交渉が難航するとの懸念にポンド売りが加速した。欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官は、英国との通商交渉を楽観視していないとコメント。 ドル・スイスは0.9745フランから0.9698フランまで下落した。 ■NY原油:続伸、在庫調整の進展を期待した買い継続 15日のNY原油先物6月限は大幅続伸(NYMEX原油6月限終値:29.43 ↑1.87)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+1.87ドルの1バレル=29.43ドルで取引を終えた。取引レンジは27.24ドル−29.92ドル。15日のアジア市場で27.24ドルまで下げたが、まもなく反転。ニューヨーク市場で29ドルを突破して一段高となった。在庫調整の進展を期待した買いが続いていることや、株価反転も好感されたようだ。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 21.44ドル -0.27ドル(-1.24%) モルガン・スタンレー(MS) 37.29ドル -0.52ドル(-1.38%) ゴールドマン・サックス(GS)171.87ドル -2.58ドル(-1.48%) インテル(INTC) 58.28ドル -0.80ドル(-1.35%) アップル(AAPL) 307.71ドル -1.83ドル(-0.59%) アルファベット(GOOG) 1373.19ドル +17.06ドル(+1.26%) フェイスブック(FB) 210.88ドル +4.07ドル(+1.97%) キャタピラー(CAT) 107.92ドル +1.73ドル(+1.63%) アルコア(AA) 6.66ドル -0.15ドル(-2.20%) ウォルマート(WMT) 125.94ドル +2.52ドル(+2.04%) 《SF》