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14日の米国市場ダイジェスト:NYダウ377ドル高、追加救済策への期待強まる

2020/5/15 7:49 FISCO
*07:49JST 14日の米国市場ダイジェスト:NYダウ377ドル高、追加救済策への期待強まる ■NY株式:NYダウ377ドル高、追加救済策への期待強まる 米国株式相場は反発。ダウ平均は377.37ドル高の23625.34ドル、ナスダックは80.56ポイント高の8943.72ポイントで取引を終了した。週次新規失業保険申請件数が予想を上回り、過去8週間で3600万件に達したことが嫌気されて売りが先行した。しかしながら、追加救済策や各州での経済活動再開への期待感から上昇に転じ、引けにかけて上昇幅を拡大した。セクター別では銀行、自動車・自動車部品が大きく上昇した一方で、食・生活必需品小売は下落した。 ネットワーク機器のシスコシステムズ(CSCO)は、四半期決算で一株利益が予想を上回ったほか、楽観的な業績見通しを示したことが好感され上昇。調味料メーカーのマコーミック(MKC)は、アナリストによる投資判断引き上げが好感され上昇。決済ネットワークのマスターカード(MA)は、カード利用が増加していることを発表して上昇。ファストフードのウェンディーズ(WEN)やチポトレメキシカングリル(CMG)は、アナリストの投資判断引き上げで上昇。一方、大手航空会社のデルタ(DAL)は、保有18機ボーイング「777」を今年中で退役させると発表。また、秋頃には7000人以上のパイロットが余剰になると社内通知で明らかにし下落した。 トランプ大統領は、NY証券取引所やナスダックに上場しているが、米国の会計規則を順守していない中国企業を非常に厳しく監視していく方針を示した。トランプ政権はすでに米連邦職員の年金基金の中国企業への投資を無期延期にしている。 Horiko Capital Management LLC ■NY為替:米追加経済支援や経済活動再開への期待広がる 14日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円86銭まで下落後、107円37銭まで上昇して107円23銭で引けた。トランプ大統領が中国と断交も検討していることを明らかにすると米中関係悪化懸念が強まったほか、米週次新規失業保険申請件数が予想を上回り過去8週間で3600万件に達し景気への懸念にドル売り・円買いが優勢となった。その後、トランプ大統領がウイルス対策で第4弾救済策も検討する可能性があるとの発言を受けた期待感やウイルス感染拡大ペースの鈍化、一段の経済の活動再開が明らかになるとドル買い・円売りが再燃した。 ユーロ・ドルは1.0775ドルから1.0816ドルまで上昇して1.0803ドルで引けた。ユーロ・円は115円33銭から115円93銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2166ドルから1.2233ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9755フランから0.9714フランまで下落した。 ■NY原油:大幅反発で27.56ドル、中期的な在庫調整の進展が期待される NY原油先物6月限は大幅反発(NYMEX原油6月限終値:27.56 ↑2.27)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+2.27ドルの1バレル=27.56ドルで取引を終えた。取引レンジは25.18ドル−27.96ドル。14日のアジア市場で25.18ドルまで下げたが、ニューヨーク市場では中期的な在庫調整の進展を期待した押し目買いが観測されており、27ドル台まで買われる展開となった。米国株高も支援材料となったようだ。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 21.71ドル +0.84ドル(+4.02%) モルガン・スタンレー(MS) 37.81ドル +0.82ドル(+2.22%) ゴールドマン・サックス(GS)174.45ドル +2.65ドル(+1.54%) インテル(INTC) 59.08ドル +1.34ドル(+2.32%) アップル(AAPL) 309.54ドル +1.89ドル(+0.61%) アルファベット(GOOG) 1356.13ドル +6.80ドル(+0.50%) フェイスブック(FB) 206.81ドル +1.71ドル(+0.83%) キャタピラー(CAT) 106.19ドル +1.71ドル(+1.64%) アルコア(AA) 6.81ドル -0.17ドル(-2.44%) ウォルマート(WMT) 123.42ドル -0.29ドル(-0.23%) 《SF》