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米国株見通し:上げ渋りか、低調な経済指標で買いは縮小

2020/5/5 17:04 FISCO
*17:04JST 米国株見通し:上げ渋りか、低調な経済指標で買いは縮小 (16時40分現在) S&P500先物      2,859.88(+34.63) ナスダック100先物   8,900.88(+105.38) グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は300ドル超高。NY原油先物(WTI)も上昇基調のため、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。 4日の取引で主要3指数は反発。ダウは26ドル高の23700ドル台で取引を終えた。新型コロナウイルスの発生源をめぐりトランプ政権が中国に対する新たな制裁に言及し、取引序盤は貿易協議決裂への懸念から売り先行となった。また、この日発表された製造業新規受注の低調な内容で、景気後退への警戒を高めた。ただ、その後は原油価格の上昇などを背景に市場心理はやや改善し、プラスに浮上。前週末の大幅安の反動による買戻しもみられた。 本日は買い継続の見通し。一部のエコノミストが世界経済の底入れの可能性を示し、投資家心理の改善で割安感の生じた銘柄に買いが入りそうだ。複数の州がロックダウンを段階的に解除する方向で、経済の正常化に向けた期待も広がる。ただ、急激な悪化が見込まれる8日の雇用統計に先立ち、今晩の4月ISM非製造業景況指数が低水準となればリスク選好の流れは想定しにくい。また、連休明けの中国市場も注視され、株高は限定的となろう。個別銘柄では決算発表のウォルト・ディズニーやトリップ・アドバイザーなどが注目される。 《TY》