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米国株見通し:軟調継続か、弱い経済指標受け景気後退に思惑

2020/5/4 16:54 FISCO
*16:54JST 米国株見通し:軟調継続か、弱い経済指標受け景気後退に思惑 (16時40分現在) S&P500先物      2,798.38(-23.37) ナスダック100先物   8,651.88(-66.12) グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は200ドル超安。NY原油先物(WTI)も下落基調のため、今晩の米株式市場は売り先行となりそうだ。 1日の取引で主要3指数は大幅安。ダウは600ドル超安となり、23700ドル台で取引を終えた。また、ナスダックは3%超値を下げている。この日発表されたISM製造業景況指数は予想を上回ったものの、景気拡大・縮小の節目となる50を大きく割り込み、景気後退への警戒感を強めた。また、新型コロナウイルスの発生源をめぐりトランプ政権が新たな対中制裁に言及したことから、貿易協議決裂への懸念が投資家心理を圧迫した。 本日も米国経済と米中関係の行方が不安視され、軟調地合いが続きそうだ。本日の製造業新規受注や明日のISM非製造業景況指数など、目先発表予定の経済指標はいずれも大幅に悪化する見通しで景気減速が意識されやすい。また、8日の雇用統計で失業率は15%程度への急上昇が予想されている。トランプ大統領は失業者に対する新たな支援策に言及したものの、株買いの支援材料にはなりにくい。なお、個別銘柄では、今晩決算発表のバリアン・メディカル・システムズやシェイク・シャック、ユーナム・グループなどが注目される。 《TY》