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値がさハイテク株けん引で日経平均の2万円回復が射程に【クロージング】

2020/4/17 16:12 FISCO
*16:12JST 値がさハイテク株けん引で日経平均の2万円回復が射程に【クロージング】 17日の日経平均は大幅に反発。607.06円高の19897.26円(出来高概算14億株)で取引を終えた。16日の米国市場では、NYダウは小幅な上昇であり、シカゴ先物においても、大阪比で小幅な下げであった。しかし、トランプ政権による経済活動再開の指針が発表されたほか、ギリアド・サイエンシズの治療薬と有望視されている製品が新型コロナウイルスで効果が見られたとする報道もあり、これが材料視される流れとなった。 寄り前段階でグローベックスの米株先物が大幅に上昇していたほか、シカゴ先物も400円近く上昇していた中で、大幅に反発して始まった。その後は高値圏でのもち合いが続いていたが、大引けにかけての強い値動きにより、一時19900円台を回復する局面もみられた。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数、値下がり数が拮抗。セクターでは、海運、輸送用機器、非鉄金属、鉄鋼、精密機器、ゴム製品が堅調。半面、陸運、水産農林、パルプ紙、食料品、石油石炭が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、信越化<4063>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>がけん引。 指数インパクトの大きい値がさ株がけん引する展開となり、日経平均は後場に入っても強含みの展開が続いた。ただし、値がさ株がけん引する状況であり、内需系などは利食いに押されている銘柄も目立っており、リバランス中心ともみられる。米国同様の流れでもあり、週末の米国株が期待通りの上昇ともなれば、週明けにも期待が持続しよう。 また、テクニカル面では一目均衡表の雲に接近してきている。跳ね返される可能性があるものの、薄い雲であるため突破をみせてくるようだと、日経平均の2万円回復が意識される。一方で、値がさハイテク株が買われる局面においては、足元で強い値動きを続けていた直近IPO銘柄等は、やや利食い優勢の展開になりやすいだろう。 《AK》
関連銘柄 6件
4063 東証プライム
5,649
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時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17