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15日の米国市場ダイジェスト:NYダウ445ドル安、米国経済指標や銀行の収益悪化を懸念

2020/4/16 7:50 FISCO
*07:50JST 15日の米国市場ダイジェスト:NYダウ445ドル安、米国経済指標や銀行の収益悪化を懸念 ■NY株式:NYダウ445ドル安、米国経済指標や銀行の収益悪化を懸念 米国株式相場は反落。ダウ平均は445.41ドル安の23504.35ドル、ナスダックは122.56ポイント安の8393.18ポイントで取引を終了した。大手行の1-3月期決算で収益悪化が鮮明となり売りが先行。原油安に加え、新型コロナウイルスによる経済封鎖の影響で、3月小売売上高や4月NY連銀製造業景況指数が記録的な落ち込みとなり、売りに拍車がかかった。NY州の感染拡大状況が安定したとの報道を受け、引けにかけて下げ幅をやや縮小した。セクター別では銀行が大きく下落した一方で、唯一ヘルスケア機器・サービスが上昇した。 大手銀行のバンクオブアメリカ(BAC)とシテイグループ(C)は、それぞれ1-3月期決算で減益となり下落。小売大手のJCペニー(JCP)は、破産申請を検討しているとの報道で急落した。一方で、航空大手のアメリカン航空(AAL)やユナイテッド航空(UAL)は、米財務省と救済策で合意したとの報道が好感されそれぞれ上昇。医療保険会社のユナイテッドヘルス(UNH)は、予想を上回る決算が好感され上昇した。電気自動車のテスラ(TSLA)は、ゴールドマンサックスが投資判断「買い」で新たにカバレッジを開始し上昇。 米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、地区連銀が「経済活動は数週間で突如として急激に縮小した」と、景気判断を大幅に下方修正したことが明らかになった。 Horiko Capital Management LLC ■NY為替:米経済指標の大幅悪化でドル上げ渋り 15日のニューヨーク外為市場でドル・円は107円86銭まで上昇後、107円25銭まで下落して107円43銭で引けた。新型コロナウイルスによる経済封鎖の影響で3月小売売上高や4月のNY連銀製造業景況指数は記録的な落ち込みを見せた。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で、全米の経済活動がここ数週間で急激に縮小したことが証明されたため、ドル売り・円買いが再び優勢となった。 ユーロ・ドルは1.0857ドルまで下落後、1.0939ドルまで上昇し1.0912ドルで引けた。ドイツ政府が経済活動を徐々に再開させる計画を発表したことから、ユーロ買いが観測された。ユーロ・円は、116円80銭まで下落後、117円42銭まで上昇。ドイツ経済の再開を期待するユーロ買いが強まった。ポンド・ドルは1.2438ドルまで下落後、1.2574ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9700フランへ上昇後、0.9622フランまで下落した。 ■NY原油:小幅続落で19.87ドル、原油在庫は大幅な増加を記録 NY原油先物5月限は小幅続落(NYMEX原油5月限終値:19.87 ↓0.24)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-0.24ドルの1バレル=19.87ドルで取引を終えた。取引レンジは19.20ドル−20.89ドル。15日のアジア市場(時間外取引)で19.20ドルまで下落した。ニューヨーク市場では20ドル台を回復したものの、原油在庫が増加していることや米国経済指標の大幅な悪化を意識して伸び悩んだ。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 22.19ドル -1.54ドル(-6.49%) モルガン・スタンレー(MS) 38.40ドル -1.46ドル(-3.66%) ゴールドマン・サックス(GS)178.52ドル +0.29ドル(+0.16%) インテル(INTC) 58.87ドル -1.79ドル(-2.95%) アップル(AAPL) 284.43ドル -2.62ドル(-0.91%) アルファベット(GOOG) 1262.47ドル -6.76ドル(-0.53%) フェイスブック(FB) 176.97ドル -1.20ドル(-0.67%) キャタピラー(CAT) 111.53ドル -4.95ドル(-4.25%) アルコア(AA) 7.26ドル -0.46ドル(-5.96%) ウォルマート(WMT) 128.76ドル -0.24ドル(-0.19%) 《SF》