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日経VI概況:大幅上昇、日米の追加金融緩和発表も9年ぶりの60pt台で終える

2020/3/16 15:55 FISCO
*15:55JST 日経VI概況:大幅上昇、日米の追加金融緩和発表も9年ぶりの60pt台で終える 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前週末比+9.57pt(上昇率18.72%)の60.67ptと大幅に上昇した。なお、高値は60.86pt、安値は51.22pt。日本時間朝6時過ぎ頃に、FRB(米連邦準備制度理事会)がFOMCを前に1%の追加利下げを発表。これを受けて、時間外の米株価指数先物が材料出尽くし感からかストップ安をつける展開となり、225先物も前週末ナイトセッション終値比670円安の17250円でスタート。その後、日銀が前倒しで開催した金融政策決定会合で上場投資信託(ETF)の買い入れ額を当面12兆円と倍増を決めたことが伝わると、こちらも材料出尽くし感が優勢となり、225先物は発表直後に一時上昇に転ずる場面もあったが、取引終了にかけて急速に上げ幅を縮小。結局、急落した前週末の日中取引の終値比では50円高の小反発となったが、ナイトセッション比では大幅に下落した。こうした日米の金融政策の発表を受けた高ボラティリティ相場のなか、市場の不安心理も急速に上昇する形となり、日経VIは東日本大震災時以来、約9年ぶりとなる60pt台を付けて終えた。 【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。 《YN》