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注目銘柄ダイジェスト(前場):鎌倉新書、オハラ、ラクスルなど

2020/3/13 12:02 FISCO
*12:02JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):鎌倉新書、オハラ、ラクスルなど 東京ドーム<9681>:688円(-18円) 大幅続落。前日に20年1月期の決算を発表、営業利益は117億円で前期比2.2%増益、従来予想の122億円をやや下回る着地となった。一方、年間配当金は従来の16円から19円に引き上げている。21年1月期は新型ウイルスによる影響を合理的に算定することが困難であるとして、業績予想を非開示としている。先行き不透明感を強める形にもなっているようだ。なお、年間配当金も安定配当金12円除き、業績連動配当金は未定としている。 丹青社<9743>:694円(-150円) ストップ安。前日に20年1月期の決算を発表している。営業利益は56.8億円で前期比13.0%増益となり、従来予想の54億円をやや上回る着地に。収益性を重視した受注活動の展開が奏効し、利益率が高まったもよう。また、年間配当金も従来予想の40円から42円に引き上げ。一方、21年1月期は61億円で同7.4%増益の見通しとしている。連続増益見通しだが、東京五輪開催効果などへの期待も高かっただけに、短期的な出尽くし感も強まる格好へ。 ラクスル<4384>:1807円(-500円) ストップ安。前日に上半期決算を発表、営業損益は2.6億円の赤字となり、前年同期比3.3億円の損益悪化となった。第1四半期は0.4億円の赤字であった。今回、未定としていた通期業績予想を公表、営業損益は5.6-6.6億円の赤字レンジ予想としている。広告宣伝費や運送事業への積極的な成長投資で販管費が増加する。売上総利益は48-51億円を見込んでいるもよう。業績予想には新型ウイルスの影響による売上減10-20億円を織り込んでいる。 オハラ<5218>:641円(-150円) ストップ安。前日に第1四半期決算を発表、営業損益は4.5億円の赤字となり、前年同期比8.3億円の損益悪化となっている。光学ガラスやナノセラム減少の影響が大きかったほか、生産設備の稼働率低下や一過性のコスト増なども収益を押し下げた。会社側では、新型ウイルスの世界的感染拡大による多大な影響が見込まれるとして、業績予想、配当予想を取り下げ、未定としている。 フォースタ<7089>:1744円( - ) 公開価格(1770円)を8.0%下回る1628円で初値を付けた。会社設立は16年9月1日。主な事業はスタートアップ企業を対象とした人材支援サービス及びオープンイノベーションサービス等を中心とした成長産業支援事業。20年3月期の営業利益予想は前期比14.2%増の3.10億円。人材紹介サービスの受注が好調なほか、採用支援サービスも堅調に推移すると見込む。第3四半期累計の実績は2.46億円だった。 鎌倉新書<6184>:831円(-283円) 急落。前日に20年1月期の決算を発表、営業利益は8億円で前期比7.5%増益となった。従来計画通りの着地となっている。一方、21年1月期は5.1億円で同36.3%減益の見通し。これまで順調な収益成長が続いてきた中、想定外の大幅減益ガイダンスと捉えられる形に。新型ウイルスの影響による売上減少を各事業で織り込んでいる一方、新規事業への積極投資などは行っていく方針のようだ。 アンジェス<4563>:582円(+64円) 大幅に続伸。5日に公表済みの新型コロナウイルス向けワクチンの大阪大学との共同開発に関し、新たに細胞内へ薬剤を送達する新規投与デバイス技術でダイセル<4202>が参画することが決定したと発表している。投与の際、新規投与デバイス「アクトランザラボ」を使用することにより、より有効性の高いワクチンの開発が可能になるとしている。6カ月以内の出来る限り早い時期の臨床試験開始を目指す。 《ST》
関連銘柄 8件
4202 東証プライム
1,376.5
11/22 15:30
+24.5(%)
時価総額 381,212百万円
1919年創業の化学メーカー。酢酸等のマテリアル事業が主力。自動車エアバッグ用インフレータ、化粧品原料、医薬品用添加剤、ディスプレイ材料等も手掛ける。総還元性向40%以上目標。酢酸は国内外で拡販図る。 記:2024/08/29
4384 東証プライム
1,173
11/22 15:30
+28(%)
時価総額 69,175百万円
印刷・集客支援のプラットフォーム「ラクスル」、テレビCM・動画広告のプラットフォーム「ノバセル」の運営等を行う。ラクスルの累計登録ユーザー数は274万人超。27.7期EBITDA100億円目指す。 記:2024/10/25
4563 東証グロース
55
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 14,128百万円
大阪大学発の研究開発型バイオベンチャー。遺伝子医薬、DNAワクチンの研究開発などを行う。開発パイプラインにHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」など。早老症治療薬「ゾキンヴィ」を24年5月に発売。 記:2024/08/06
5218 東証スタンダード
1,267
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 32,245百万円
光学ガラス専業メーカー。交換レンズ向け等の光学ガラス、エレクトロニクス用ガラス等の特殊ガラス等を手掛ける。キヤノンなどが主要取引先。製品の高付加価値化に取り組む。26.10期売上高320億円以上目標。 記:2024/10/26
6184 東証プライム
537
11/22 15:30
+6(%)
時価総額 20,931百万円
終活関連サイト運営会社。葬祭やお墓、仏壇、相続等のポータルサイトを運営。月刊「仏事」の出版等も行う。主力サイトが堅調。いい相続、いい介護事業等は伸び悩み。クロスセル強化へ。システムの費用などが重し。 記:2024/10/29
7089 東証グロース
1,055
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 3,847百万円
スタートアップ・成長企業向け人材紹介などを行うタレントエージェンシーサービスが主力。スタートアップ情報プラットフォーム「STARTUP DB」の運営等も。タレントエージェンシーサービスに経営資源集中。 記:2024/09/02
9681 東証1部
1,299
4/22 15:00
+1(%)
時価総額 124,518百万円
東京ドームシティの運営会社。東京ドームやスパ、アトラクション施設の運営が主力。コスメ店の運営、不動産賃貸等も行う。21.1期はコロナ禍によるスポーツやコンサート、イベント等の中止、延期、動員制限が響いた。 記:2021/03/22
9743 東証プライム
817
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 39,562百万円
ディスプレイ業界2強の一角。商業施設や博物館等の内装・展示デザインなどを手掛ける。プロジェクト数は年間6000件超。飛騨高山美術館などで実績。商業その他施設事業は受注順調。27.1期売上高860億円目標。 記:2024/10/29