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前場に注目すべき3つのポイント~サーキットブレーカーが発動する可能性

2020/3/13 8:56 FISCO
*08:56JST 前場に注目すべき3つのポイント~サーキットブレーカーが発動する可能性 13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:サーキットブレーカーが発動する可能性 ■前場の注目材料:ドーム、20/1期営業利益2.2%増、今期業績予想は未定 ■クラボウ、新型コロナ15分で検出、検査キット国内投入、16日から ■サーキットブレーカーが発動する可能性 13日の日本株市場は、波乱の相場展開になろう。12日の米国市場ではNYダウが2352ドル安と過去最大の下げ幅を記録し、ブラックマンデー以来の下落率となった。今週2度目となる「サーキットブレーカー」が発動されるなど、新型コロナウイルスの世界的大流行で世界の経済成長が大きな打撃を受けるとの懸念から、売りが一段と加速した。シカゴ日経225先物清算値(6月限)は大阪比1505円安の16855円と急落。円相場は1ドル104円70銭台で推移している。 本日は先物オプション特別清算指数算出(SQ)となるが、波乱のSQとなる。先物市場の流れからは、寄り付き開始直後からサーキットブレーカーが発動する可能性があり、取引中断から、よりアルゴ発動に伴う売りが加速する流れが警戒されそうである。 米国では連銀が大規模な資金供給を発表すると一時的に下げ幅が縮小したものの、先行き不透明感や警戒感は根強く、再び下落する展開となっている。また、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)は新型コロナ対策として、立会場を13日取引終了後に閉鎖すると発表。グローベックスで取引が可能であるが、これもアルゴ発動の一因になろう。 機械的にショート戦略が加速する格好となっており、明確なボトムは見極めづらいところ。物色対象としては、指数に影響を受けづらい内需系の好業績銘柄などに絞られてくる。こういった局面では中小型株にシフトしやすいところではあるが、足元でのマザーズ指数の崩れ方をみると、需給状況は最悪であろう。 もっとも、個人投資家においても先物でのショート戦略が目立ってきており、しばらくはショート筋が優勢になりやすいだろう。オーバーナイトのポジションを取る向きは皆無となり、下値拾いの動きは期待できない。まずは、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合を待つことになりそうだ。 ■ドーム、20/1期営業利益2.2%増、今期業績予想は未定 ドーム<9681>の2020年1月期決算は、営業利益が前期比2.2%増の117.28億円だった。東京ドームでクライマックスシリーズと日本シリーズが開催されたほか、飲食販売も好調だった。一方、新型コロナウイルスの感染拡大が業績に与える影響を算定するのが難しいとして、21年1月期の業績予想は未定とした。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・世界的な追加金融緩和期待 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・クボタ<6326>空気清浄機を年500台に増産、新型コロナ対策に ・クラボウ<3106>新型コロナ15分で検出、検査キット国内投入、16日から ・伊藤忠<8001>米AKQAとDX推進事業で提携 ・トヨタ自<7203>静電塗装を初導入、塗料付着率95%実現 ・日本信号<6741>鉄道の品質認証を取得、海外受注に弾み ・コニカミノルタ<4902>NECとデジタル変革で協業 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 7件
3106 東証プライム
5,350
11/22 15:30
+20(%)
時価総額 101,650百万円
1888年創業の大手繊維メーカー。衣料素材等の繊維事業、自動車内装材や断熱材等の化成品事業が柱。環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業等も展開。半導体製造関連、機能フィルムなどの業容拡大に注力。 記:2024/10/11
4902 東証プライム
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11/22 15:30
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時価総額 344,727百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
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時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6741 東証プライム
907
11/22 15:30
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時価総額 61,984百万円
鉄道信号や道路交通安全システム等の交通運輸インフラ事業、ホームドアや自動改札機等のICTソリューション事業が柱。1928年設立。29.3期売上高1500億円目標。次世代鉄道信号保安システムの拡大図る。 記:2024/08/10
7203 東証プライム
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11/22 15:30
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8001 東証プライム
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11/22 15:30
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時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
9681 東証1部
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時価総額 124,518百万円
東京ドームシティの運営会社。東京ドームやスパ、アトラクション施設の運営が主力。コスメ店の運営、不動産賃貸等も行う。21.1期はコロナ禍によるスポーツやコンサート、イベント等の中止、延期、動員制限が響いた。 記:2021/03/22