マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 9:43:24
15,261,766
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

前場に注目すべき3つのポイント~日経平均19000円は心理的な踏ん張り処

2020/3/12 9:01 FISCO
*09:01JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均19000円は心理的な踏ん張り処 12日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均19000円は心理的な踏ん張り処 ■前場の注目材料:青山商、20/3期営業赤字に修正 ▲4.0億円←90.0億円 ■ホンダ、「武漢」一部再開、日産も湖北省、週内操業へ ■日経平均19000円は心理的な踏ん張り処 12日の日本株市場は、波乱含みの相場展開ながら、底堅さを見極めることになりそうだ。11日の米国市場では、NYダウが1464ドル安となった。世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルスの感染拡大は「パンデミック」だと宣言したことが嫌気された。ダウは高値から20%下落した水準を割り込み、弱気相場入りした。シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円安の19165円となり、安いところでは18930円まで下げ幅を広げる局面もみられた。円相場は1ドル104円40銭台で推移している。 WHOによるパンデミック宣言により、再びはニック的な流れになりそうだが、WHOは2日前に、世界的大流行を指すパンデミックに近づいているとの見方を示していたこともあり、想定されていたことであろう。先物主導によるインデックス売買の影響から売りが先行する格好になりそうだが、まずは直近安値水準での踏ん張りを見極めたいところであろう。 直近の日経平均の19000円割れで、いったんは目先的な底入れが意識されていただけに、これを割り込むことなく、底堅さが意識されてくるようだと、落ち着きをみせてくる可能性がありそうだ。日銀は18-19日の金融政策決定会合で、追加緩和を視野に議論を行うが、緩和手段としてはETFの買い入れ目標引き上げが有力な選択肢となる。 また、政府は景気減速に対応し、4月に緊急経済対策をとりまとめる検討に入ったと伝えられている。臨時休校などで休業を余儀なくされる子育て世帯への支援が中心で、現金給付案などが浮上しているようであり、これらの取り組み姿勢が相場の下支えとして意識されそうである。 明日の先物オプション特別清算指数算出(SQ)を前に波乱とは言え、SQ通過後の需給面での落ち着きも期待されるところ。VIX先物に対するショートポジションの解消も進捗していることもあり、次第に落ち着きを取り戻す展開に期待したいところであろう。市場はこれまでの世界の金融緩和政策に伴う過剰流動性相場によって株式市場に積み上がったロングポジションの逆流も警戒されている。しばらくは波乱含みとなろうが、まずは、日経平均が19000円を割り込まずに踏ん張りを見せられるかが注目される。 ■青山商、20/3期営業赤字に修正 ▲4.0億円←90.0億円 青山商<8219>は、2020年3月期業績予想の修正を発表。営業損益は従来予想の90億円の黒字から4億円の赤字(前期は146億円の黒字)と一転赤字に転落する。新型コロナウイルスの感染拡大で店舗での販売が苦戦。また、店舗の減損損失や連結子会社の事業整理損失などで合計約175億円の特別損失を計上する。 ■前場の注目材料 ・1ドル104円40-50銭 ・世界的な追加金融緩和期待 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・ホンダ<7267>「武漢」一部再開、日産も湖北省、週内操業へ ・OLC<4661>新型コロナ/ディズニー休園延長、来月上旬まで ・豊田通商<8015>英スタートアップに出資、新興国でMaaS推進 ・長瀬産業<8012>DOE開発でEVGと協業 ・ミスミG<9962>光学機器向けなど受託製造サービス拡充 ・ソニー<6758>独ツァイスと協業、5Gスマホにレンズ搭載 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 2月企業物価指数(前年比予想:+1.1%、1月:+1.7%) ・08:50 1-3月期法人企業景気予測調査・大企業全産業景況判断(10-12月期:-6.2) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 7件
4661 東証プライム
3,382
11/22 15:30
-21(%)
時価総額 6,150,001百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8012 東証プライム
3,187
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 366,212百万円
老舗化学品専門商社。1832年創業。機能素材、加工材料、電子・エネルギー、モビリティ、生活関連分野で事業展開。メーカー機能も持つ。取引社数は約1.8万社。フード、半導体、ライフサイエンスが注力領域。 記:2024/08/30
8015 東証プライム
2,654
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 2,818,999百万円
トヨタグループの総合商社。2006年にトーメンと合併。自動車関連、アフリカビジネスに強み。ラオス首都空港国際線ターミナルの運営等にも携わる。モビリティ部門は順調。27.3期ROE13%以上維持が目標。 記:2024/06/13
8219 東証プライム
2,202
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 110,968百万円
紳士服チェーントップ。ビジネススーツの「洋服の青山」を全国展開する。レディスウエアも扱う。カードや雑貨販売、靴修理店「ミニット」、フード、フィットネスも手がける。実店舗減少傾向。新ブランドやレディス注力。 記:2024/11/05
9962 東証プライム
2,526
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 719,875百万円
FA・金型部品等を扱う商社「ミスミ」を中核とする持株会社。メーカー機能も持つ。顧客数は世界で32万社超。ECサイトの取り扱いメーカーは3000社超。新商品、新サービス開発など新事業政策の加速を図る。 記:2024/06/04