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マザーズ先物概況:反発、米大型減税への思惑などからセンチメント改善

2020/3/10 16:37 FISCO
*16:37JST マザーズ先物概況:反発、米大型減税への思惑などからセンチメント改善 10日のマザーズ先物は前日比24.0pt高の667.0ptとなった。なお、高値678.0pt、安値は605.0pt、取引高13019枚。本日のマザーズ先物は、新型コロナに対する不安が残るなか、取引開始直前にあった米大統領による給与減税実施との発言報道から、センチメントが改善し、結局反発した。前日の米国市場では、世界中で新型肺炎の感染拡大が報告されて経済活動が停滞するなか、原油価格が急落したことで金融市場の新たなリスクになるとの不安が広がり、S&P500種指数についてサーキットブレーカーが発動するなど主要3指数は大幅下落となった。こうした流れから、週末にメジャーSQを控えるマザーズ先物は昨日に引き続き大幅下落となるかと思いきや、取引開始直前にトランプ米大統領による給与減税を示唆する発言などが報じられたことから、センチメントがやや改善した状態で始まった。その後、為替が1ドル=104円台半ばへと朝方より2円以上円安方向に戻すにつれ、一時19000円を割っていた日経平均も20000円近くまで徐々に値を上げていき、個人投資家心理もこれに合わせて少しずつ改善していった。アジア市場が堅調に推移したことも投資家マインドに寄与した。また、昨日が10%超という歴史的な大幅下落だったこともあり、自律反発といった面もあったと思われる。こうした背景から、マイナススタートしたマザーズ先物は結局前日比で+3%高と反発した。売買代金上位では、アンジェス<4563>やジーエヌアイグループ<2160>、そーせい<4565>などが上昇となった。 《YN》
関連銘柄 3件
2160 東証グロース
2,814
11/22 15:30
-36(%)
時価総額 140,914百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
4563 東証グロース
55
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 14,128百万円
大阪大学発の研究開発型バイオベンチャー。遺伝子医薬、DNAワクチンの研究開発などを行う。開発パイプラインにHGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」など。早老症治療薬「ゾキンヴィ」を24年5月に発売。 記:2024/08/06
4565 東証プライム
1,132
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 101,770百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10