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薬味多めで:日本駐車場開発<2353>を徹底企業分析(1)【FISCOソーシャルレポーター】

2020/3/3 13:30 FISCO
*13:30JST 薬味多めで:日本駐車場開発<2353>を徹底企業分析(1)【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの薬味多めで氏(ブログ「個人投資家最前線」、ツイッター:@yakumioomedeを運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2020年2月26日7時00分に執筆 いつもお世話になっております。薬味多めで(@yakumioomede)です。 本日は、日本駐車場開発<2353>が長期的に保有できる銘柄なのか、徹底的に調べていきたいと思います。 ■日本駐車場開発<2353>の分析 ▽日本駐車場開発<2353>の事業環境に関して 一般財団法人「自動車検査登録情報協会」の調査によると、1966年以降、自動車保有台数は増加傾向が続いています。 一般社団法人「日本パーキングビジネス協会」の「コイン式自動駐車場市場に関する実態調査2015版」によると、コインパーキングは全国に6万5000カ所。車室数は118万車室となっており、乗用車の保有台数(2019年時点)の50分の1以下という数値となっています。 地域や場所にもよりますが、特に都心部などでは需要はまだ高いと判断できます。加えて、自家用車の増加や高いニーズを持つアジア圏に積極展開していることを加えて考えると、事業環境は良好だと考えることが出来ます。 ▽日本駐車場開発<2353>の会社の強み、武器 日本駐車場開発<2353>の強みを考えて行った際に、不稼働資産が多い分野に的を絞っているため、そもそも競合相手が少ないという点が挙げられます。 その中でも、条件の良い資産に絞って獲得している為、当貸本の売上高比率は抑制出来ている状態です。 ▽日本駐車場開発<2353>の売上高と利益率 事業年度 / 売上高 / 営業利益 / 経常利益 / 当期純利益 2015年7月期 / 17,007 / 2,573 / 3,009 / 3,530 2016年7月期 / 18,139/ 1,977 / 2,240 / 2,240 2017年7月期 / 21,987/ 3,067 / 3,212 / 2,242 2018年7月期 / 22,771 / 3,533 / 3,610 / 2,211 2019年7月期 / 24,381 / 4,157 / 4,152 / 2,823 単位:百万円 日本駐車場開発<2353>のすごいところが、2019年7月期まで、27期増収という過去実績です。営業利益は2016年7月期に落ち込むも、翌期から再び右肩上がりとなっています。 直近3期の売上高営業利益率を見てみると、 2017年7月期:13.9% 2018年7月期:15.5% 2019年7月期:17.1% と、平均して10%を超えています。 EPS(1株利益)も、 2017年7月期:6.66円 2018年7月期:6.56円 2019年7月期:8.44円 と、3期連続で上昇というわけには行きませんでしたが、良好な状態です。 ここで一点注目したいのが、海外駐車場事業の売上です。 国内事業 / 海外事業 駐車場事業 2017年売上高 / 11,681 / 1,024 駐車場事業 2018年売上高 / 12,006 / 1,229 駐車場事業 2019年売上高 / 12,390 / 1,505 単位:百万円 国内、海外共に年々売上を拡大しているのがわかります。 スポーツ·観光事業や自動車·環境事業などもあるので国内と海外の売上比率は国内の方が多い状況ですが、海外事業がどの程度伸びていくのかが楽しみでもあります。 ▽日本駐車場開発<2353>のキャッシュフロー 事業年度 / 営業キャッシュフロー / 投資キャッシュフロー / フリーキャッシュフロー 2015年7月 / 1,965 / 1,377 / 3,342 2016年7月 / 602 / 2,489 / 3,091 2017年7月 / 3,778 / -3,135 / 643 2018年7月 / 2,946 / -2,850 / 96 2019年7月 / 4,182 / -1,753 / 2,429 単位:百万円 キャッシュフローの状況も良好ですね。 2008年7月期から営業キャッシュフローもフリーキャッシュフローも毎期プラスとなっています。 直近3期の投資キャッシュフローが膨らんでいますが、これは主に有形固定資産の取得による支出と、投資有価証券の取得による支出によるものです。 有形固定資産は直営駐車場の取得によるもので、投資有価証券の取得はおそらく純粋な財テクかと思います。 ※次回、「日本駐車場開発<2353>を徹底企業分析(2)」では、割安度合いや配当、チャートに関して分析していこうと思います。 お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご確認宜しくお願い致します。 毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。 一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。 ---- 執筆者名:薬味多めで ブログ名:個人投資家最前線 ツイッター:@yakumioomede 《SF》
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時価総額 67,938百万円
駐車場に関する各種コンサルティングや駐車場の運営、サービスを展開。稼働していない車室をオーナーから一括で賃借し、賃貸するビジネスモデルに特徴。スキー場やテーマパークも運営。テーマパーク一服で1Qは足踏み。 記:2024/01/27