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インデックス売買に振らされやすい需給状況【クロージング】

2020/1/27 16:15 FISCO
*16:15JST インデックス売買に振らされやすい需給状況【クロージング】 27日の日経平均は大幅に下落。483.67円安の23343.51円(出来高概算11億8000万株)で取引を終えた。新型肺炎を巡り、中国メディアによると、患者数は累計で2000人を超えてきており、団体客の渡航中止なども伝えられる中、中国経済のみならず、世界経済への影響等も警戒されるなか、売り優勢の相場展開となった。大証225先物はシカゴ日経225先物清算値(23635円)を大きく下回る23300円で始まったこともあり、インデックス売りに押される格好となった。 ただ、寄り付き直後の23317.32円を安値に、その後は下げ渋りをみせており、前場半ばには一時23463.89円まで下げ幅を縮める局面もみられた。後場は前場の価格レンジでのこう着が続いており、週明けの米国市場の動向なども警戒される中、本日の安値圏で取引を終えている。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1900を超えており、全体の9割を占める全面安商状。セクターでは不動産を除く32業種が下げており、空運の下落率が3%を超えたほか、金属、非鉄金属、機械、その他製品、海運、鉄鋼、繊維、化学、ガラス土石、電気機器、サービスの下落率が2%を超えた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ファナック<6954>、資生堂<4911>、TDK<6762>が重石にとなった。 物色は新型肺炎に関連する銘柄に短期筋の値幅取り狙いが集中しているが、マスクなどの関連の他、臨床試験、医薬品など、関連物色に広がりがみられていた。まずは週明けの米国市場の動向に関心が集まることになろうが、イラクの首都バグダッドにある米大使館がロケット弾攻撃を受けたと、一部通信社が報じており、地政学リスクも警戒されている。グローベックスのNYダウ先物は280ドル安程度は織り込んでいるが、これを下回る下落となるようだと、日経平均の75日線への意識が高まりそうである。 決算発表が本格化する中で出来高は膨らみづらく、指値の薄い中をインデックス売買に振らされやすい需給状況が続きやすいところである。決算を手掛かりとした個別物色は活発だろうが、日替わり的な物色になりやすく、新型肺炎の感染拡大等が小康状態に向かうまでは、関連銘柄への資金集中が続くことになりそうだ。もっとも、こういった状況下ではイレギュラー的な価格形成にもなりやすいため、業績等、材料のある銘柄へは、冷静に押し目を見極めるスタンスになる。 《CN》
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大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
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電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
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6954 東証プライム
4,677
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+18(%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8035 東証プライム
35,010
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時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
40,820
5/2 15:00
-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
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+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10