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今日の為替市場ポイント:地政学的リスク増大に対する警戒感残る
2020/1/6 8:23
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*08:23JST 今日の為替市場ポイント:地政学的リスク増大に対する警戒感残る 3日のドル・円はアジア市場で108円63銭から107円92銭まで下落。欧米市場でドルは108円27銭まで買われた後に107円84銭まで反落し、108円12銭で取引終了。 本日6日のドル・円は主に107円台後半で推移か。中東地域における地政学的リスク増大に対する警戒感は残されており、ドル・円は108円近辺で上げ渋る可能性がある。 報道によると、トランプ米大統領は4日、「イランが米国人や米国の施設を攻撃した場合(報復攻撃)、イランの施設52カ所を非常に激しく攻撃する」とツイッターに投稿した。ただ、トランプ大統領はイラク政府の同意なしにイラク国内でイラン革命防衛隊の攻撃したことについて、イラクのアブドルマハディ首相は「米軍のイラク駐留を巡る合意に違反している」と指摘している。また、国際法の専門家などからは「イラクの同意なしにイラク国内で米国が攻撃を行なうことの正当性は乏しい」との声が聞かれているようだ。 市場関係者の間からは、「中東情勢の悪化によって金融市場の不確実性が高まるだけでなく、トランプ大統領再選の可能性も低下する」との声が聞かれている。中東情勢の悪化を嫌気して3日のニューヨーク市場で米国株式は反落したが、6日の米国株式が続落した場合、リスク回避的な取引はさらに広がる可能性がある。 《CS》
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