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27日の米国市場ダイジェスト:まちまち 閑散取引の中ダウ高値更新

2019/12/30 10:17 FISCO
*10:17JST 27日の米国市場ダイジェスト:まちまち 閑散取引の中ダウ高値更新 ■NY株式:まちまち 閑散取引の中ダウ高値更新 NY株式相場はまちまち。ダウ平均は23.87ドル高の28645.26、ナスダックは15.77ポイント安の9006.62で取引を終了した。買いが先行したものの、前日にナスダックが節目となる9000ポイントを上回るなど、高値更新をうけた利益確定の売りも散見され、上値の重い展開となった。年末で経済指標や政治イベントも乏しく、小幅な値動きに終始する展開となった。セクター別では家庭用品・パーソナル用品や食品・飲料・タバコが上昇する一方で、エネルギーや銀行が軟調推移となった。 音楽ストリーミングのスポッティフィ・テクノロジー(SPOT)は、政治広告の適切な審査ができないことを理由に取り扱いを一時停止する方針を明らかにして上昇。宅配のUPS(UPS)は、来年1月2日「返品の日」のクリスマスプレゼントなどの返送・返品が前年比26%増の190万件に達するとの見通しを示したが、株価は小動き。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)によるストリーミングサービスXUMOの買収観測が報じられ、競合のストリーミング端末のロク(ROKU)が軟調。電気自動車のテスラ(TSLA)は中国で生産したモデル3を30日から納車開始することが報じられたが小幅下落となった。 ナスダック総合指数の連騰は11営業日で終了した。ダウとS&P500指数は過去最高値を更新。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:ドル109.44円、EU域内の景気に回復の兆しでユーロ買い優勢 27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円59銭まで上昇後、109円39銭まで反落して109円44銭で引けた。欧州通貨高や米国債利回りの低下でドル売りが優勢となった。 ユーロ・ドルは、1.1151ドルから1.1188ドルまで上昇して1.1174ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は経済報告の中で、域内の景気に回復の兆しが見えるとしたことからユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は、122円19銭から122円50銭まで上昇。リスク選好の円売りが続いた。 ■NY原油:続伸、米石油掘削装置(リグ)稼働数が減少 27日のNY原油先物2月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比+0.04ドルの1バレル=61.72ドルで通常取引を終えた。米国の週次統計で原油在庫が予想以上に減少したほか、米石油掘削装置(リグ)稼働数が減少し、供給ひっ迫懸念が買い材料となった。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 35.35ドル -0.17ドル(-0.48%) モルガン・スタンレー(MS) 51.09ドル -0.02ドル(-0.04%) ゴールドマン・サックス(GS)230.66ドル -0.55ドル(-0.24%) インテル(INTC) 60.08ドル +0.26ドル(+0.43%) アップル(AAPL) 289.80ドル -0.11ドル(-0.04%) アルファベット(GOOG) 1351.89ドル -8.51ドル(-0.63%) フェイスブック(FB) 208.10ドル +0.31ドル(+0.15%) キャタピラー(CAT) 148.28ドル +0.06ドル(+0.04%) アルコア(AA) 21.58ドル +0.13ドル(+0.61%) ウォルマート(WMT) 119.59ドル +0.07ドル(+0.06%) スプリント(S) 5.20ドル +0.01ドル(+0.19%) 《ST》